新球場観戦レポート(10/7 対阪神戦) | 2009年10月7日(水曜日) |
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…って事で、台風接近中ながらこれが今年の最終観戦予定だったので特攻してきました。
まぁなんていうか、正直レポートなんて書く価値は全く無しって内容でしたが、これが監督交替を控えて、目標がある無しの違いなんデスかね(´Д`)。 ただ、こんなに内容が無くて空しい最終観戦は初めてでしたが。 ・道中の看板がライトアップされてた。 今日は平日のナイトゲームって事で、広島駅に着いたのは午後6時半位だったんデスが、広島駅から新球場までの歩道に設置されてる選手紹介の看板がライトアップされてて、なかなか綺麗。 つか、これって最近からデスよね?見栄えがするだけじゃなくて、薄暗い道中の明かりにもなってるので、これはなかなか粋な計らいじゃないかと。 ↑ぼうっと発光してる感じがいい。 エコじゃない? まぁ、試合開催の日ぐらいは勘弁してもらうって事で(´Д`)。 ・正直ガラガラかと思えば、かなり埋まってた。 今日は台風18号が急速接近中で、時々強い風が吹きながら雨も降り始めてると、これが前半戦とかなら間違いなく中止になってた天候の上に、監督の交代も確定して個人タイトルも順位の変動も関係ない消化試合となれば、さすがに客足もまばらだろーなとか思っていたら、大半が埋まっていてびっくり。 ↑結構、自分を含めて病気なファンの方が多いみたいで^^;。 ←ちょうど、先頭打者マエケンの打席でした^^;。 一応、中国新聞が載せてた28977人も入っていた実感は無いものの(まぁ、雨の当たらない場所に固まっていたのかも)、存外に物好きは多いみたいっすね(´Д`)。ただ、今日みたいな日に小さな子供や赤ちゃんを連れて来るってのは真面目にどーかとは思ったけど。 ちなみに、今日みたいな日にナックルボーラーのフェルナンデスに投げさせてみたかったなーと思ったのは俺だけでしょーかね(´Д`)。殆どゲームにならない馬鹿試合になってたかもしんないけど。 あと、緒方引退に合わせて緒方プロデュースのかしわ飯も販売されていたものの、長蛇の列どころか、自分が来た頃には既に売り切れてました(´Д`)。 つか、10/10はもう半分位の店をかしわ飯専門にすればいいんでないかと。 あと、やっぱり寒いからかカープうどんも並ぶのを諦める位の盛況っぷりでした。 ・やっぱり新球場の内野指定Aは快適(´ー`)。 今日も9/21に続いて内野指定席Aでの観戦だったんデスが、やっぱり新球場の1階内野席はゆったりめで居心地がいいっすね。今回は以前にS席を取った時と同じ19列目だったので、フェンスにギリギリ邪魔されない最前列で、写真を撮りながら観戦するには最適の場所です。1塁側なので、別に遠慮なく応援したってOKだし(´ー`)。 ↑雨でさえなければね…。 …ただ、やっぱり天気がよければって前提デスがね(´Д`)。というか、ほぼ最後列だった前回と逆なら良かったのにと、本気で恨めしくも思ったし。 今日はカッパとビニール袋でフル装備しながら応援してましたが、それでもびしょ濡れだったりして。 ↑こんな感じで今夜はずっと降りっぱなし。 ・今日の先発はマエケンvs能見。 道中で見える球場外の電光掲示板で先発はマエケンvs能見というのを知って投手戦を予感してたんデスが、実際に球場入りした時も0−0で投げ合ってました。 ↑投手まで教えてくれるのは便利だと思う。 そして、これが今日到着時のスターティングオーダー。 カープ:東出(4)、赤松(8)、天谷(9)、栗原(3)、廣瀬(7)、小窪(5)、石井琢(6)、石原(2)、前田健(1)。 阪神:平野(8)、関本(4)、鳥谷(6)、金本(7)、新井(5)、ブラゼル(3)、桜井(9)、狩野(2)、能見(1)。 カープは助っ人が全員登録抹消してるので、何年かぶりの純国産打線。 まぁ、もう5位確定した消化試合だから別に構わないんだけど、マクレーンは20本に挑戦させて欲しかったかなって気も(´Д`)。それでも、岩本や高明をスタメンで使ってない辺りはマエケンの勝ち星までは捨ててないって事だろうけど。 ↑出場機会はなかったものの、グラウンドにはずっと顔を出してました^^;。 阪神は当然、現時点で戦えるベストメンバー。 ちなみに先程気付いたんデスが、阪神って打順とポジションが固定されてるみたいっすね。以前の関連レポートと比較しても、846753921の順でメンバーだけが入れ替わってたりして。 ←ビジターゲームながら、本気度はこちらの方が上。 ■おまけ1:やっぱり今日もいました名物おじさん^^;。 ↑勿論最後まで元気に踊ってました。 ・天候の影響かもしれないけど、今日のマエケンは負けても仕方が無い内容。 さて、せめて去年の成績に追いつこうと9勝目を狙う今日のマエケンの出来ですが、残念ながら負け試合の時のピッチングでした(´Д`)。 直球は140〜144km程度と、球速そのものは平均並の水準だったものの、台風でスローカーブが予想外の変化をしてしまう事を警戒したのか、今日のマエケンは直球と120〜130km台のチェンジアップ中心で、早い話が緩急が殆ど無し。マエケンの持ち味は球速差のあるストレートとスローカーブ、そしてチェンジアップのコンビネーションだろうに、これじゃ簡単に食らいつかれてしまうワケで。 結局4回表に鳥谷のツーベースを皮切りに掴まってしまったものの、まぁ正直仕方が無いかなと。 ただその後の5回表や6回表も同じ様にピンチを招きながらも、ゲームを壊さない様に追加点を与えなかったのは良く踏ん張ったかと。 特に、4回表と同じく6回表も先頭打者にツーベースを浴びながらも二度目は無失点だったのは、同じ失敗を繰り返さないという意思と能力の高さの現われだと思いました(´ー`)。 そこは、さすが次世代エースと褒めたい所。 ↑鳥谷を出した後の金本は見事に三振に討ち取ったものの…。 ↑次の新井にまさかの先制タイムリー。東出の助言もイマイチ響かず…。 ・一方で、能見はカープ打線を手玉に取っていた。 とは言え、やっぱり今日の試合に関して言えば、能見の方がマエケンよりも上手だったのは事実であって。速いボール中心だったマエケンとは対照的に、今日の能見は速いストレートと緩い球の丁寧な組み立てを心がけて的を絞らせず、凡打の山を築き上げてました。 …早い話が、今日の先発対決の決め手となったのは緩急の差って奴デス(まぁ、それ以前にカープ打線がダメ過ぎというのも否めないけど)。 ←本当にすばらしい投手に覚醒してる能見。 しかしまぁ、最近の能見の安定感は凄すぎるというか、いつの間にか虎の救世主になっちまいましたな(´Д`)。新井の人的保証で2軍落ちしてた能見がプロテクトから洩れないかなーとか妄想してた事もあったけど、奴ごときと交換出来る人材じゃなかったか。 ・やはり、中軸が機能するかどうかだよなぁ…。 そして、打線に関しての勝負の分かれ道は中軸がきっちりと仕事をしたかどうかの、極めて基本的な力の差でした(´Д`)。 今日は緒方の引退記念弾を打ちたいだのと、裏切り者の分際でナメた事を言ってた金本の予告ホームランこそ防いだものの、3番鳥谷が2安打2打点、4番金本が2安打、5番新井が2安打1打点、6番のブラゼルが2安打2打点と、要の打者が全員マルチヒットできっちりと活躍してるんデスよね。 金本も打率はめっきりと落ちたものの打点は90を超えてるし、やっぱり中軸の打点力の差ってのがそのまま順位の差として出てますわな(´Д`)。ムカつくけど。 ・やっぱり、フィリップスがいないと厳しそうやね。 一方で、カープの中軸は3番、4番、5番がそれぞれ仲良く1安打ずつで打点無しと(栗原の時のタイムリーエラーはカウント外だよね?)、一応チーム全体で6安打だったんだからその半分を打ったことにはなるものの、やっぱりこれじゃ勝てないわなと(;´Д`)。 特に、3点先制された4回裏で天谷が出塁して、さぁこれから反撃だって時に栗原が併殺に倒れたり、8回裏では喜田剛が先頭打者ヒットで出塁して、藤川が出る前の最後のチャンスと沸き上がった所で今度は東出がショートゴロゲッツーと、チャンスが殆ど無かったのにその都度ゲッツーで潰してたんじゃ、もう帰りたくなったり、実際に帰ってしまう人が出てくるのも仕方が無いというか(´Д`)。 ともあれ今日の純国産打線のスタメンを見て、今日良かったら来期はこのままでもいいんじゃね?と試合前に思った人もいたでしょーが、残念ながらフィリップスがいないとやっぱり今の打線は厳しそうっすね。 みんな、ここぞって時のチャンスに弱すぎるし。 ←栗原も到底物足りない数字だけど…。 ↑こっちはもっと深刻(´Д`)。奮起しろいキャプテン。 ■おまけ2:今日の5回裏。 ・2番手の篠田は来期へ弾みを残したか。 さて、マエケン、能見共に6回でマウンドを降り、カープが2番手として送り出したのは将来の左のエースを嘱望されている篠田でしたが、今日は力強いピッチングで平野、関本、鳥谷と阪神の上位打線を3者連続三振と1イニングを完璧に抑えての満点リリーフ。 今期は出足は良かったのに、怪我に泣かされて2軍生活が続いてたものの、来期が楽しみになる内容でした(´ー`)。地味に阪神キラーの傾向もあるし。 ←来期は怪我無く活躍してくれ。 ちなみに、阪神の2番手はアッチソンで、こちらも2イニングを1安打無失点と無難な内容。 4月はアッチソンを打ち崩しての逆転勝ちをした事もあったけど、JFKクラスまではいかなくても次第に安定感が増してるのが、こちらは敵チームとしては懸念材料っすね(´Д`)。 ↑しかし、どうやら今年限りで見納めになっちゃったみたいで^^;。うちのシュルツに並ぶ良質助っ人だったけど。 ・実質、PM状態のタクローは来期はどうなるんだろう? 何だかんだで、年俸を考えればそれなりの数字を残し、野手の戦力としても貢献した今期の石井琢デスが、それ以上に精神的支柱としての存在感が大きかったというのは誰もが認める所で。 ↑数字的には物足りないけど、数字に出ない部分での貢献度は計り知れない。 今日もショートでスタメン出場すると、東出や小窪、廣瀬らの野手だけで無くマエケンや横山達投手にも積極的に声をかけて(最近は大竹のお目付け役としても有名っすね^^;)ナインを引き締めてました。 特に感銘を受けたのは今日の8回表、牽制悪送球&結局桜井に四球を選ばせて1死満塁となった局面でマウンドへ行って声をかけた後、横山が立ち直って狩野、アッチソンから連続で三振を奪った所で、これは記録には残らないけど大ファインプレーだったんじゃないかと。 以前、交流戦で暴投しまくりの新垣に駆け寄って立ち直らせた小久保の姿を見た事があるけど、やっぱりそれでこそチームリーダーって奴デスね。 ←タクローに励まされて調子を戻した横山。 ただ、そんなこんなでタクローは実質コーチ兼任どころか、スタメン出場時はプレイングマネージャーに近い存在になってる様にも見えるんデスが、来期から野村謙二郎氏が監督になった場合はどうなるのかなと。 勿論、2人で仲良く協力し合えれば良しだけど、謙二郎の代役としての存在感が増してる今は、上手く噛合うかどうかはちと心配ではあったりして。 まぁ、緒方が来期からは二軍コーチに就任するだけに、他球団でとはいえ優勝を経験してるベテランって意味を含めて、どうしても必要な存在なんデスけどね。所詮監督やコーチは選手と同じ立場、目線には立てないので。 ↑小窪、梵のいい師匠にもなってる。 ・今日のゲーム後半は、何だか妙に空気を読んでた新井さん(´Д`)。 4回表に先制のタイムリーを打たれた時は、「てめぇふざけんな空気読め!」と野次ってしまったおいらデスが、実はゲーム後半は本当に空気を読んだのか^^;、随分と助けられました。 ぶっちゃけ、6回裏に栗原のサードゴロをタイムリーエラーしてくれなきゃ、宮島さんが一度も歌えずに完封負けしてたし、9回表は明らかな大振りで三振してくれて、「雨が強いんだからさっさと攻撃を終わらせろよ」という切なる願いも叶えてくれたしで。 降りしきる雨の中で、成す術無しの完封負けが頭によぎって静まりかけてた1塁側の客席に再び火を灯してしてくれたのも新井なら、試合を長引かせちゃいけない日に午後9時までにゲームを終える事が出来たのも新井さんの三振のお陰と呼べるワケであって。 …とまぁ、いつもなら「新井のお陰」なんて120%皮肉で述べているものの、今日に関しては半分位は本音です(´Д`)。逆に言えば、情けをかけられたみたいで惨めさもひとしおという感じデスが、これに関してはカープナインの方が無様なので仕方が無いというか(´Д`)。 ←阪神ファンから広島愛をやじられてる事に定評がある辛いさん^^;。 ・喜田剛は代打の切り札としての成長が著しい。 本人はあくまでスタメン狙いみたいデスが、今日の試合を見てると、やっぱり喜田剛は左の代打の切り札としてなくてはならない存在になりつつあるなと^^;。 9/21の時も、奇跡のサヨナラを呼んだ9回裏に代打で繋いで1死1、3塁とほぼ同点に追いつきは確定させたという見事な仕事をこなしていたけど、今日も8回裏の頭に横山の代打として登場し、セオリー通り初球を綺麗に弾き返して、最後の反撃のチャンスを作る出塁と、チャンスメイクにポイントゲット、更に繋ぎもこなせる頼もしい代打の切り札としての存在感を高めてる感じっすね。 ←正に代打の切り札。浅井の後継者? 確かにまぁ、嶋があまりアテにならなくなった今は、左の長打力のあるスラッガーとしてスタメンで出てきて欲しい気持ちもあるものの、駒が足りない今のカープだと、守備力とかの関係からどうしても代打要員になってしまうのは仕方が無い所かね^^;。 ←ちなみに、喜田剛の打席の時に試合が中断。その後ヒットを打ったのが凄い。 ■おまけ3:今日の両軍のラッキーセブン。 ↑ほれほれと見せ付けるも相手にされず^^;。 ・大島と高明は正直厳しいかも。 そしてあれよあれよと9回表まで進んで、最後に登場してきたのは大島。 まだ僅差なんだから永川出せやと野次も飛んでましたが^^;、正に嫌な予感が的中して、1死から関本に出塁されると、続いて鳥谷にここまで2点差で一発逆転もアリと期待していたファンの希望を打ち砕く、駄目押しのツーランホームランを浴びて最悪の結果に。 つか、いくら阪神の主力相手とはいっても、左打者を討ち取れない様だと正直厳しいです。元々大島は左打者相手なら勝負出来るのに、右打者が相手になると途端にストライクが入らなくなる時があるから先発では使えないって選手だったのに、左打者に対して大事な場面でスタンドへ放り込まれる様なら本格的に使い道が無くなるというか、対松井のワンポイントとして機能していた菊地原を見習えというか(´Д`)。若いし良い球は持ってるけど、このままでは生き残るのは厳しいっすね。 ←左投手としての強みが生きてないのが厳しい…。 それから、8回裏は喜田剛の代走として昇格したばかりの高明が出てきたものの、こちらも東出のショートゴロであっさりと封殺されていい所無し。もちろん、あそこでショートゴロを打ってしまった東出が基本的に悪いんだけど、ただ東出が打った瞬間に一瞬スタートが遅れたのは見逃せない所で、あれじゃ代走の意味が全く無いです。 足だけは速くても、今の段階だと代走要員としてもショウゴやタクロー、もしくは梵の方が遥かにマシなので、このままじゃ厳しいかもしんないっすね。赤松が来るまではチーム随一の俊速だったのに勿体無い(´Д`)。 ←敗戦時での代走で凡ミスは救いが無さ過ぎというか…。 ・最後に緒方が出てこなかったのは、マーティーなりの配慮かな。 9回表に5−1と4点差になってしまったので、9回裏はどうなるのかなと思えば、やはり万全を期して守護神の藤川が登場。 そして、今の気力萎えかけのカープ打線が打てる気配も無く、2死ランナー無しまで進んだ所で、ラストバッターは廣瀬。そうなれば、せめてものサービスで代打緒方を期待してしまう所ながら、結局は廣瀬のまま。 つか、ぶっちゃけ落胆した溜息が結構聞こえたんデスが^^;、まぁ天気が悪いし、土曜日の引退試合も控えてる身だから仕方が無いっすね。こういう所で選手を大切にして無理をさせないってのは、ブラウン流に他ならないし。 ↑最後は結局藤川に締められてゲームセット。 …とはいえ、「なんだ緒方は出ないのかよかよ」みたいな空気の中で、藤川から意地のツーベースを放った廣瀬はお見事(´ー`)。 守備でも、5回表に今日”も”ファインプレーを見せてたし、これは来期へ向けての評価材料になったんじゃないですかね。相変わらず浮動のレギュラーにはなれなかったものの、今期は強肩と守備では赤松・天谷に負けないという事をしっかりとアピールしてたし。 ↓その5回表のファインプレー後。 ←最近は出るたびにファインプレーしてる気も。 ・実力差というより、目標があるチームと無いチームの勢いの差だろう。 ぶっちゃけ、今日みたいな日に観戦に行く鯉党は、病的なファンかマゾ野郎かのどっちかなので(´Д`)、入場料を払うに見合ったかどうかなんて言及する気は毛頭無いものの、それにしても見るべきものが皆無な試合だったなーと。 確かに助っ人が全員外れて、シュルツとフィリップの投打の要がいないのだから、まぁ負け自体は覚悟の上だったけど、3位争いで必死になってる阪神と比べて、カープナインに漂っていたやる気の欠如はどうにもならないというか、これが目標のあるチームと無いチームの差って奴なんでしょーね(´Д`)。 んで、今日の試合で一番気合が入ってたのは9勝目を狙っていた先発のマエケンで、内容が悪かったってのは先述したものの、ただそれでも炎上した訳でも無く3失点で踏ん張ったんだから、もっと野手が援護してやれよとは思ったんデスが、正直可哀相になってくる位の淡白さでした。 つか、もしこれが9勝目じゃなくて二桁勝利のかかった試合だったなら、また状況も違ってたんだろうけど、チームも個人成績もタイトルから完全に離脱してしまうとこんなものなのかなと。 ↑試合終了直後も大雨。 ・Thanksマーティー。残した功績は歴代監督でも屈指のものだと思う。 まだ1試合残ってるので時期尚早かもしれないけど、個人的にはこれが最終観戦だし、正式に辞任を表明したって事で、ここでブラウン監督の総評を。 んで、結論から言えば見出しの通りです。今後カープが更にステップアップする為には必要な交代だとは思うけど(ただ、野村謙二郎監督は正直未知数過ぎて微妙だけど)、それでも成績不振で引責という形にも関わらず、個人的に出てくるのは感謝の言葉ばかりです。 まず、就任初年度から広島県中の市町村を自分の足で回り、またイベントにも積極的に顔を出すなど地方自治体からの応援隊や物産展などを呼び込んで、12球団1安い年俸でチームの顔としてコマネズミの様に休み無く働き、薄れかけていた地域との絆を取り戻した功績は、石本監督や白石監督とも肩を並べていい位のものだと思います。今年の180万人という最多入場者数記録は、新球場効果というだけなく、マーティーの今までの地道な努力の賜物でもある訳で。 次に、チーム戦力の再建についても、緒方・前田の不動のレギュラーを剥奪し、1年目はローテーション起用で今まで燻っていた若手のほぼ全員にチャンスを与えるなどの積極的な若手選手の起用を続けて、主力選手の平均年齢を大幅に下げたってのは評価すべきというか、この人じゃなきゃ出来なかった事だとは思います。 もちろん、若返った事で選手のネームバリューも不足してるし(ぶっちゃけ、今一軍の20代でスター選手と呼べるのは東出とマエケン位)、実力面でも未熟さは否めないものの、ただ前監督時代に袋小路にハマっていた事を考えれば、ずっと将来が楽しみな布陣になったのは間違い無い所で。 腐りかけていた東出を覚醒させて1億円プレーヤーにまで成長させたり、赤松、天谷の次世代外野手コンビを育てたりと、未だ成長過程ながらも芽を出してきた選手は数多く、流石は3Aでベスト監督に選ばれた事があるだけあって、育成に関しては有能な監督である事は間違い無いとは思います。 ただその反面で、采配面では大局観と頑固さが仇となってしまい、勝負所での弱さが目立って勝てる試合をいくつも落としてしまったのも事実です。また王道主義かと思えば、突然に奇策を持ち出したりして策士の一面も見せて、実際に成功する事もあるのがこの人の面白い部分ではあるものの、やっぱり勝負師としては二流です。「多分大丈夫だろう、そうあって欲しい」という甘い認識での采配や、1試合を取る勝利の執念に欠けていたという意味でも、やっぱりこの人の下ではAクラス、そして優勝は難しいのかなと。 いずれにしても、念願のAクラス復帰こそはならなかったものの、課せられた使命はきちんと達成して、山本前監督が壊してしまったチームを再建して次世代カープの土壌を築いたという意味では、この4年間は無駄ではなかったと思います(´ー`)。 今までお疲れ様&ありがとう、マーティー。もし良かったら、今後も何らかの形でカープとのお付き合いを続けてくださいな。ついでに、退場で今まで支払った制裁金の補償も含めて、球団は緒方だけじゃなくてマーティーにも功労金を支払うべきかと。 ←お疲れ様でした。個人的には好きな監督でした。 ■追記: …と思ったら、何かほぼ次期楽天監督就任が確定っぽい(゜Д゜)? ・今年の戦績は10勝9敗1分け。 ともあれ、10/10の緒方様の引退試合に行けないのは無念だけど、これでおいらの今期の観戦は終了デス。今年の戦績は全20試合観戦で、10勝9敗1分けの貯金1(ちなみに、4/29もパフォーマンスシートを買ってたので、行ってたら1勝プラスだった)と、チーム成績よりは大幅に上回ったものの、最初の10試合観戦の勝率が7割超えてた事を考えたら、後半戦の4連敗とかで随分貯金を削ってしまったなーと(´Д`)。 ↑りざると。今年最後の観戦にしては物足りなさ過ぎ(;´Д`)。 …って事で、次は11/23のファン感謝デーの予定デスが、まだ詳細が分からないので未定という事で。あと今月はもう無理だけど、11月以降もやるならスタジアムツアーにも行ってみたいっすね(´ー`)。 ←へいへい。来年もまた来ますぜ(´ー`)。 |