新球場観戦レポート(7/31 対横浜戦) | 2009年7月31日(金曜日) |
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…って事で、年間指定席を貰って今期初の平日ナイトゲームを観戦してきました。
しかし、なんつーか確かに7/19よりは盛り上がったことは盛り上がったものの、下位チーム同士らしい酷い馬鹿試合でしたね(;´Д`)。 まぁ、貰ったチケットで行った分だけ腹も立ちませんが、帰りにマエケンのシールを貼った水筒を忘れて帰ってしまったのが痛い(;´Д`)。 ・夏休み効果か、前回よりも遥かに埋まってた感じ。 交流戦後の低迷もあってか、前回のカードは14000人程度と旧市民球場の平均並みしか入ってなかった横浜戦デスが、今日は夏休み効果もあるのか思ったより沢山埋まってました。 ただパフォーマンス、内野席共にレフト側がごっそり空いてたので、中国新聞に載ってた23774人は実数なのかどうか結構怪しい気もするけど、まぁいいか(´Д`)。 あと、何故か横浜ファンの人がライト側の外野指定席に紛れ込んで大声で応援してたのは軽く引いたけど、考えたら外野指定ってあまり棲み分けられてないんデスよね。 …閑話休題。 ↑試合が始まったら、もう店じまいしてる模様。 ・同じ外野指定席でも、年間指定席のエリアは雲泥の差を感じたり。 既出の通り、今回はライト側外野の年間指定席チケットを貰ってたんデスが、これが想像以上というか、通常の外野指定席とは雲泥の差って位の差を感じました。 座った席はライト中央付近の6列目だったんデスが、最前列付近で見晴らしがいいだけでなく、前に通常の外野指定席へ座った時はパフォーマンスから応援のリードが聞こえてこなかったんデスが、こちらはパフォーマンスが背後になってる位置関係もあってしっかりと聞こえてきていたので、見晴らしと応援が両立できる席になってました。下手したらスカイシートよりいいかもって感じで。 ↑今日はレフト側外野に横断幕が。特別許可? 確かに、これなら外野指定席の年間指定を取ってもいい気がするけど、まぁ縛られてしまうのもね。空いた席が売りに出されていたら、速攻で抑えておく価値はあると思うけど。 ・先発は青木高vs吉見。 ちょうどスロープの入り口付近まで辿り付いた辺りで、フィリップスの先制ホームランで場内が沸きあがって何だか悔しい気はしたものの(何だかんだで、球場外壁のモニタで移動中に得点経過が見えるのは地味に嬉しい)、ゲートを潜って球場入りした頃にはペローン青木と吉見の両左腕が投げ合ってました。 そして、これが球場入りした時点でのスターティングオーダー。 カープ:東出(4)、赤松(8)、天谷(9)、栗原(3)、マクレーン(5)、フィリップス(7)、石原(2)、石井琢(6)、青木高(1)。 横浜:金城(8)、仁志(4)、内川(7)、村田(5)、佐伯(3)、吉村(9)、石川(6)、細山田(2)、吉見(1)。 カープはメンバーは変わったものの、開幕戦に近いオーダー。梵が二軍落ちして小窪が昇格って事で、ショート起用されてるかと思えば今日も琢朗って辺り、もう対横浜戦では固定ですかね。 ↑先制ホームランを放った(らしい)フィリップス。 ・ペローン青木は絶好調に見えたけど、何故5回で替えたのやら。 実際に見たのは3回表からなんデスが、今日の先発のペローンは安定感抜群の好投を見せてました。今回はピッチャーの背後からの視線だったから余計によく分かるんデスが、外角低目への変化球の落差とキレが凄くて(ゾーンに掠れる様な感じで、左打者にはとても打てそうなコースじゃないのにストライクが入っていた)、少なくとも自分が見た3回〜5回はパーフェクトピッチ。 後でスコアを確認したら1回と2回はヒットを打たれていたものの、逆に言えば尻上りに良くなってきたとも言えるし、それ故に5回裏で代打を出して交代させてしまったのは疑問なんデスよね(´Д`)。元々ローテの谷間とロングリリーフを掛け持ちしているとは言え、今日のこのテンポの良さだと7回位までは投げられたんじゃないかなーと思うだけに。 …ともあれ、今までは個人的にペローンには高い評価をしてなかったんですが、今日のピッチングを見て上方修正します(´ー`)。今までは決め球不足と思ってたけど、あのカーブは充分決め球に成り得るかなと。 ・先制はしたけど、吉見は全く打ててませんでした。 一方の横浜先発の吉見の方も、フィリップスに先制ホームランを浴びたものの、それ以外は殆ど完璧に広島打線を押さえ込んでました。変化球が際立ってたペローンと同じく、吉見も速いスライダーの切れ味が抜群で、今の横浜のエースって吉見だったっけ?とちょっと考えてしまったりして^^;。 そんな訳で、吉見もペローンと同じく3回〜5回はパーフェクトピッチを続けて、ゲーム前半から中盤はそれなりの投手戦を見せてくれてました。 つか、吉見と言えば猛打賞を打てる投手として、いつ打者転向するんだろう?って感じで打撃に目が行きがちだったんですが、こちらのピッチング能力も上方修正って事で。今日の先発に関しては、なかなか悪く無い左腕対決でした(´ー`)。 ■おまけ1:今日のCCダンスとスライリー。 ・小松は直球のキレは増したけど、今のままじゃ使い物にならないかも(´Д`)。 ともあれ、ペローンに替わって6回表から2番手で登板してきたのは小松だったんデスが、こちらの方はイマイチでしたかね。 1点取られて同点にされた結果云々より、明確な実力不足を感じてしまったりして(´Д`)。確かに直球の威力は以前より増してる印象はあるものの、相変らず決め球が無い為に2−0のカウントから粘られた挙句に結局打たれたりして、まぁ石原の単調なリードが悪かったのもあるのかもしれないものの、武器のはずのシュートも楽々とカットされてる現状だと、一軍主力で残るのは難しいかもしれないっすね。何度も書いてる気もするけど、有効な落ちる球が欲しいというか。 ←まだまだ実力不足? 正直、ヒットを打たれた内川の打席を見て、「今日の小松じゃ村田に通用しないだろうな」って予感があったので、その後2−1と追い込んだ後から案の定のタイムリーを打たれた時も、残念というより「やっぱり」って感じでしたね(´Д`)。ホームランじゃなかっただけ良かったというか、追い込んでも村田を討ち取れる球が全く見当たらなかったので。 ・お久しぶりの森笠登場。 これが今期初なのかどうかは分からないものの(反応が薄かったから多分違うと思うけど)、今日は6回表から金城の代打で元広島の森笠が登場。横浜へ移籍してもあまり出番には恵まれずに2軍にも落ちたりしてたからか、顔つきが若干変わっていた感じが^^;。 ともあれ、森笠ならシングルヒット1本位なら許すってつもりだったものの(何様^^;)、結果は2打席共好プレー阻まれた内野ゴロ。9回には代打が告げられてしまったものの、でもまぁとりあえず森笠が新球場の土を踏んで出場してる姿を見られただけで個人的には満足です(´ー`)。元はハマスタのレフトスタンドで応援歌を合掌しながらカープを応援していた森笠だけに、機会に恵まれなかったじゃ寂しすぎるし。 ↑新天地でもうひと花咲かせろ、森笠。 ・勝ち運に見放されてるのを実感してしまった7回表。 結局小松は1回を1失点で降板で、7回は3番手として横山が登場。 このまま横山−シュルツ−永川と勝ちパターンの継投を続けて、その間に何とか1点勝ち越そうという目論みだったんでしょーが、その横山は先頭バッターの吉村にヒットを打たれ、続けて石川犠打で下園が四球を選んだ所で、ピッチャーの吉見に代わって代打ジョンソン。 …実はこれ、横山の調子が悪かったのも確かだけど、それでも今まで全く打ててなかった吉見を引きずり降ろす事が出来た、本来は広島有利の代打策のハズなのに、結果は最悪の3ランホームラン。どう見てもデカいのを狙ってるパワーヒッターの助っ人相手に初っ端からインコースばかり要求するアホリードの所為もあるけど、ここでジョンソンに打たれてしまうってのは、よっぽど今のカープは勝ち運に見放されてるんだなぁ…と、頭を抱えずにはいられなかったりして(´Д`)。 ←横山が打たれた…(´Д`)。 あと、言っても仕方が無いとは言え、やっぱり梅津が離脱しているのは痛いっすね。 今でも横山−シュルツ−永川と3人継投になっているとは言え、5回で先発を下ろした場合は1人足りないのに、小松に関しては先述の通りだし、青木勇は相変わらず左打者相手には使い物にならない感じだし、そもそも横山やシュルツの調子がおかしい時にバックアップできる投手がいないので、主力に疲れも出てきている現状の投手陣だと、とてもじゃないけど1点勝負の綱を渡り切れないというか…。 ←対右専用ってのはね…。 ・赤松は俊足だけど、同時にやっぱりアホ松なのは否定できないのが(´Д`)。 一応、赤松は個人的にはカープの外野手だと一番好きな選手ではあるんデスが、それでもやっぱり”アホ松”の部分を抱えて手放しには褒められない男っすね、彼は(´Д`)。 今日の6回裏、まず1死ランナー無しから赤松が快速を飛ばして内野安打を決めたけど、この時の走力は本当に忍者みたいでした。初速はそれほどでも無かったものの、トップスピードになってからの速さは観客席からもどよめきが起っていた位だったんデスが、その後あっさりと牽制で挟まれてタッチアウト(;´Д`)。せっかくの勝ち越しの流れを無駄にしちまいました。 以前もタイムリーを放った後に盗塁を見切られて失敗したって場面を見た事があるけど(実は今日は天谷がこれやって打席のマクレーンがキレてた^^;)、とにかく1点欲しいって時まで盗塁を狙ってるのがバレバレなのに構わず、後先考えずに突っ走って失敗しまくっていたんじゃ、やっぱりお前さんはまだアホ松から卒業できないぞと。大体、赤松や天谷の足なら無理に2塁を狙わなくても、ワンヒットで帰ってこれる可能性は高いんだし、果敢と無謀は似て非ざるものと思うんデスけどね(´Д`)。 正直、赤松の盗塁王への道はかなり遠いと思うので、しっかりと鍛えてやって下さいな、緒方様。 ↑せっかくの俊足も、自滅が多くてはなぁ…(;´Д`)。 ■おまけ2:今日のラッキーセブン。 ・8回裏は凄まじい逆転劇が。あと末永が凄すぎる。 7回表に4−1と大きく勝ち越され、更にその裏では木塚の前に三者凡退と締められてと、もう諦めかけていた8回裏でしたが、ここでまさかの大逆転劇が。 石原が倒れた後の1死で、琢朗がデッドボールで出塁すると、続いて代打で出てきた廣瀬がヒットで繋ぎ、トップに帰った所で東出のゴロを石川がエラーして1点取り返し。 ここで「お、もしかして追いつける?」と希望を持ちはじめた所で、赤松に代わって代打を告げられた末永が見事なタイムリースリーベースを放って遂に同点。更に天谷もタイムリーで続いてとうとう逆転と、マーティーの代打策が完璧に的中した形で、実に見事な繋がりを見せてました。 というか、末永はスタメンでも代打でも絶好調っすね(´ー`)。タイムリーを打った球は三振を奪いに来た難しい落ちる球で、これを上手くすくい上げて長打にしたのだから、そのバッティング技術は本物。今年に賭ける意気込みが持続してるみたいで、今なら末永を完全固定で天谷と赤松を併用なのがベストなんじゃないかと思わせられました。 いずれにしても、この流れは去年の呉の時以来かもって感じで、後は永川が貫禄の4凡で締めてくれればいい時間に最高の形で気持ちよく終われるハズだったんデスけどね…(´Д`)。 ←おみごと。 ・味方に足をひっぱられたのは認めるけど、それでも今日の永川はフォロー不能。 そして、8回裏で1点逆転した後の最終回に出てくる投手と言えば、当然永川しかいない訳で(´Д`)。 何だか後ろの方から、「また炎上するんじゃないでしょーね」とか、「ピッチャーシュルツ!」って子供の叫びも聞こえるものの^^;、まぁここは永川に賭けるしかないでしょ、多分。 その永川は、まず先頭の石川に内野安打を打たれ、更にダイビングキャッチした後で東出が投げた1塁への送球が逸れた上に石原のフォローも遅れていきなり無死2塁へ。更に続いて送りバントを試みた下園のゴロを永川とマクレーンがお見合いする形でこれも内野安打になってしまうと、そのまま下園は初球盗塁の不意打ちで2塁へ進んで、9回表の開始僅か数分で無死2、3塁の大ピンチに(;´Д`)。 それでも、この時は「まぁ劇場型ストッパーにとってはここまでがお膳立てだろうし」って事で、スタンドのファンはあまり悲観してなかったし、現にそのまま点を取られる事なく2死まで進んで、「まぁいつもの永川劇場だったな」で終わってくれるかと思ってたんデスが、2死満塁となった所で打者藤田を迎えた所でやっちまいました。初球にワンバウンドした後で石原の頭上を超える、怒りを通り越して笑いしか出てこない、完全なワイルドピッチ。 その後も踏ん張れずにマクレーンのエラーでとうとう勝ち越されると、更に村田にはトドメのタイムリーを打たれてと、ゲームを壊してしまいました。 確かに、今日の永川の炎上は味方の拙守もあっての事だし、3失点全てが自責点って訳でも無いのも確かではあります。 …なんだけど、それでもやっぱり今日の永川はフォロー不能っす。 だって、ストライクが全く入ってなかったんだから(´Д`)。 判定が厳しかったとかそういうレベルじゃなくて、もう最初からストライクっぽい球すら殆ど無かった訳で、何とか取った2アウトも末永とマクレーン、石原が必死で守ったファインプレーの結果です。 監督が試合後インタビューで「他にいますか?」っていつもの台詞を言ってたけど、何人目かの打者でようやくカーブで初球ストライクが入って大歓声を浴びてる投手が代わりの利かない不動のストッパーって、寝言は寝て言えというか(´Д`)。 これでもまだ年俸が8000万位の時代なら、「まぁこんなもんか」とも思えたけど、チーム最高年俸の1億6000万受け取ってる選手のレベルじゃないですわな。持ってる球以前に、ストライク先行で打者を見下ろして投げられない投手を俺は守護神などと呼びたくないです。 ↑自失呆然の逆転負け。 ・つか、今日の試合の流れは本当に何だったのかと。 しかし、これで完全にゲームが終わったのかと思えば、横浜の守護神、山口もマクレーンにヒットで出塁されて、代打嶋には四球で無死1、2類と8回に続いてまたも同点、またはサヨナラの機会が出て来たりして、本当に何なんだろうね今日の流れはと、呆れ返ってしまいました。 ホントに近年類を見ない位の、壮絶すぎる勝ちの譲り合いというか^^;。 ただ、反撃も残念ながらこれまで。石原が送りバントを失敗した後でタクローがポテンヒットで続き、廣瀬が犠牲フライを放って1点差まで追い上げるものの、東出が凡退に倒れてゲームセット。2死からは代走緒方なんて見せてくれたものの、残念ながら走塁は見られずじまいでした。 まぁ、平日のナイトゲームゲームだから延長戦で日付が変わる直前まで乱打戦をやられても困るんデスが、今日の勝ち投手は8回裏に末永と天谷にタイムリーを浴びて3失点した(自責点は1だろうけど)真田って辺りが、終盤のカオスっぷりを物語っているというもので(´Д`)。 ←今日は代走で登場。若い^^。 ・8回裏の代打策はお見事と認めるけど、やっぱり采配には疑問。 最近は迷采配で前監督時代末期みたく大本営からも厳しいツッコミを受ける事が多くなったブラウン監督デスが、今日も疑問の采配が。 確かに8回裏の代打策に関してはお見事と拍手してもいいんデスが、9回裏は無死1、2塁でマクレーンや嶋に代走を出さず、更に石原にも代打を送らなかったりと、何か延長戦を見越して、9回で勝負を決めるって気持ちが見えず及び腰になっていたのが透けて見えてました。大体山口が右なんだから、嶋、喜田剛、タクローと続けていけば相手投手にもプレッシャーになるだろうに。 いずれにしても、廣瀬が好調みたいだから、石原以外で喜田剛を使う局面は無かったはずだけに、こういう緩みが負けに繋がったんじゃないかとも思えたりして。 ちなみに、それとは対照的に今日は田代監督の最終回の采配が光ってました。 結局、今日の勝敗を分けたのは9回表に石川を2塁まで行かせてしまった事と、その後の下園の盗塁だと思うので。まぁ、永川の球が荒れまくってるのを見越しての盗塁なんでしょーが、勇気のある一手なのは間違い無いんじゃないかと。 ・石原は少しは筋金が入ったかと思えば、やっぱりダメ過ぎ。 最近は倉じゃなくて若手の會澤に出番を奪われる機会が増えて、少しは石原も危機感を覚えてるんじゃないかと思ってたんデスが、やっぱり今期はイマイチ波に乗れないみたいっすね(´Д`)。 序盤の方はペローンへの好リードやら、守備でも華麗なキャッチャーゴロ処理を見せていて、少しは意地を見せてるのかと思えば、ピッチャーが小松になってからの後半は目も当てられない酷いプレーの連発でした。 特に致命的だったのが、9回表の東出の悪送球に対するフォローが遅れていた事。 正直、アレは寧ろ監督の采配ミスだと思う9回裏のバント失敗よりも、あそこで石川を2塁まで行かせてしまった事の方が遥かに痛い訳で、永川と並んで今日の戦犯とされても仕方が無いっすね。 …まぁそれでも、今日の永川なら捕手が石原以外だとワイルドピッチの1イニング世界記録が出てたかかもしんないですが(´Д`)。 ・永川が少しでもヤバいと思えばシュルツに替える勇気が欲しい所。 いずれにしても、そろそろ永川の守護神固定は考え直す時期かもしんないっすね。 確かに去年までなら「他にいますか?」と聞かれて答えに詰まっていたものの、今ならシュルツの方がよっぽどストッパーに向いてます。確かにシュルツは永川のフォーク程の決め球は無いものの、制球力とか精神面での安定感が違いすぎるので。 結局一番の問題なのは、現状だと永川以外にストッパーがいないんじゃなくて、永川がストッパー以外に任せられるポジションが無いって事なんじゃないかなーと思えてならないんですが(´Д`)。 ↑りざると。いろんな意味で壮絶な試合だった…(´Д`)。 次は8/2のパフォーマンス席予定です。 …けど、疲れが取れてない可能性もあるので、あまり元気が出ないかも^^;。 ■おまけ3:今日の試合後。 |