新球場観戦レポート(6/21 対日本ハム戦) | 2009年6月21日(日曜日) |
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…って事で、今年の交流戦最後となるゲームを観戦してきました。
最初は天気も試合の流れも当初は良くなかったものの、終わってみれば見応え抜群の最終戦だったんじゃないかと(´ー`)。 ・朝は大雨だったものの、昼からは太陽が。 今日、起きた時は大雨が降りしきり、「何で高い席を取った時に限ってこんな天気なんだよ」と文句の1つも言いたくなったんデスが(´Д`)、12時半を回った頃からは雨が止んで太陽も出てきて、どうやら梅雨の空も前売り完売したゲームの開催を阻む気は無い模様で(まぁ、今年は慢性的に水不足なので降るなともいえない所がつらいけど^^;)。 その後、ほぼ定刻通りにゲームが始まり、太陽は雲に隠れてやや薄暗い曇り空の下で続いたものの、結果的には観戦には理想的な気温になってくれてましたかね。正に結果オーライ。 ↑オールスターのファン投票が始まってました。 …ただ、それでも気付いたら半そでで露出していた両腕がこんがりと焼けていたので、やっぱり広島の日差しは半端無いって事は忠告しておきますがね(´Д`)。割と本気で長袖シャツ推奨。 ・今日はピンクリボンデー&父の日のイベントが。 今日は試合前に前売りチケットを買っておかなきゃならなかったので、プロムナードじゃなくて球場前の方へ出向くと、何やらピンク色のバスがぞろぞろと。 どうやら、今日は毎年恒例のピンクリボンデーだったみたいっすね。去年は呉でもやってたけど、新球場だと初になりますか。 …って事で、今日の始球式やら5回裏は地元の女子大生による有志がパフォーマンスをやってたりと、関連イベントが催されていたんデスが、今年は特別シートの配布は行っていなかったみたいで、予算不足ですかね(´Д`)。 あと、同時に父の日って事って、試合中は父の日関連のイベントもちらほらと。イニング間の応援メッセージは父親向けへの感謝の言葉特集になってたし、試合前はベストファーザー賞のプロ野球部門(各球団で1人選ばれるみたい)で選ばれた栗原と金子誠が表彰を受けてました。 ↑何故泣く? ↑流石は野村監督^^。 ・やっぱり、内野S席の見晴らしは新球場でも最高。 今日は妹とその娘(+その友人)の新球場デビューという事で、去年に続いて3塁側の内野S席を確保していた訳デスが、トータルで言えば5種類の席に座った今までで最高のシートでした(´ー`)。 今回は日ハムベンチの上の列の中間辺りだったんデスが、ちょうど椅子に座ったままでも柵やネットに視界が遮られず、同時にグラウンドまでの距離も近くて、更に日ハムベンチは上から、そしてカープベンチは正面から見る事が出来るので、投手の投げる球筋や両軍のベンチワークの様子がしっかりと見る事が出来ました(´ー`)。今日みたいな席なら、年間指定を買ってもいいいかなーと思ったりして。 ↑ファイターズベンチの上。 …って事で、去年に見た旧市民球場の時もS席からの眺めは素晴らしかったけど、こちらも相変らずというかSS席がネット裏って事を考えると、デジカメ片手にネットが邪魔って人には一番いい席かもしれないっすね。勿論、臨場感や距離感で言うなら砂被りが一番だけど、こちらは少々視界が狭いので、総合的にお奨めとなったらこっちかなーと(S席の場合も、1塁側ならライト、3塁側ならレフトのフェンス際で視界が遮られる部分があるけど)。 ともかく、4000円と少々高い席ながら、値段分の価値は十二分にあったかなーとは思えたんデスが、ただ指定席でどの席になるかってのに左右されてしまうのが厳しい所っすけどね(´Д`)。 (注:ちなみに球場で直接買う場合、こちらの希望と空席状況を照らし合わせながら交渉可能です) ・先発はマエケンvs糸数の第2ラウンド。 今日の先発は、カープは最近復調してきたマエケンこと前田健太で、日本ハムはルーキーの糸数。札幌でのこの対決は2−1とマエケンが制しているだけに、相性のいい相手に連勝といきたい所。 そして、これが今日のスターティングオーダー。 カープ:梵(6)、東出(4)、赤松(8)、栗原(3)、喜田剛(7)、マクレーン(5)、末永(9)、石原(2)、前田健(1)。 日本ハム:田中(4)、糸井(8)、稲葉(9)、高橋(3)、スレッジ(7)、小谷野(5)、金子誠(6)、大野(2)、糸数(1)。 カープは交流戦から定着したオーダー。阪神から貰って鍛え直した赤松と喜田剛が3番と5番を担ってるってのは、何とも痛快な話ではあるんデスが(´ー`)。一方の出て行った元25の人は、今石原と熾烈な打率最下位争いを演じている訳だし(しかし出塁率は石原の方が圧倒的に高いけど)。 一方の日ハムは相変らずのいてまえ打線。ただ、二岡、中田、稲田と広島出身の選手が誰もスタメンで出ていないのはちと残念かも。せっかく今日の席が日ハムベンチの上だから、二岡には色々野次ってやりたかったのに^^。 あと、極めて個人的な話ながら、実は去年も妹にダル目当てで日ハム戦が見たいというのでS席のチケットを取ったら、結果ダルの登板を見逃して(でも敗戦)、代わりにマエケンのプロ初勝利を目の当たりに出来たって事で、今年はそのリプレイなるかって所に注目してたりして^^;。 ↑二岡もしっかりいました^^;。 ■おまけ1:今日のパフォーマンスシート。 ↑今日は全国から応援団が集まっていたのか、いつもより旗が色とりどり。 ↑ファイターズファンの方も負けじとばかり。 ■おまけ2:今日の試合前マスコット交流。 今日は交流戦名物のマスコット交流として、日本ハムのマスコット、B.Bが来てました。 ↑ピンクリボンキャンペーンって事で、今日は終始ピンクスライリー。 ↑広島に来たからって、何をしているw。 ■おまけ3:今日の始球式。 ・マエケンは制球よりも緩急が悪くなってる感じが…。 さて、その期待の先発のマエケンは6回を投げて10安打5失点と、7奪三振及び6回表の不運なタイムリーがあったのを差し引いても及第点を出せる内容かどうかは微妙な所デスが、制球難よりも緩急に欠けている印象を受けたのが気になりました。 直球の走りが悪いからか、ストレートの球速が130〜140kmそこそこで(確認した範囲だとMAXが145km)、変化球が大体110〜120km台と球速差が少なく、追い詰められても結構食い下がられている感じでした。配球的にスローカーブよりもチェンジアップに頼っていた印象はあるものの、もうちょっとブレーキの効いたカーブを生かせなかったのかなと(まぁ、高く浮いたカーブを打たれたりしてたけど^^;)。 逆に、制球力の方は心配無用じゃないかと。7奪三振のうち3つは見逃し三振で、ちゃんとストライクゾーンの高め低めの四隅ギリギリの部分に決められていました。面白かったのが、前半で高めに浮いたカーブを打たれてタイムリーになったのが撒き餌になっていたのか、中盤以降は似た様な配球を続けながらも、高めの直球で次々と三振を奪えていたし。 ←マエケンはカープでは今最もスター性のある若手だけに頑張ってもらわないと。 ・非情ながら、勝利への拘りを見せた梨田監督。 最近は、中田翔の起用に関して二岡との天秤でアレコレ周囲に言われながら悩んでる梨田監督デスが(個人的には二岡起用で正解だとは思うけど)、今日はその悩みを裏付ける勝ちへの執念を見せられました。 日ハム先発の糸数は、立ち上がりは四死球でランナーを出してピンチを招きながらも要所を抑えて1、2回裏は無失点だったものの(慣れない特殊モーションで打ちあぐねていたのもあったろうけど)、3回裏に喜田剛から同点ツーランを打たれた後の4回表には投手の打席で代打を出してしまい、3回2失点ですっぱりと諦めてしまいました。まだ2−2の同点だし、これ以上傷を広げる前に仕切りなおしを図ったって所なんだろうけど…。 かつて仰木監督も、自分の愛弟子の吉井を5回2死で交代させて勝利への執念を見せ付けたものの、これが非情ながら、常勝チームの采配って奴なんでしょーね。確かに、喜田剛に打たれた後でストライクが入らなくなって吉井コーチが飛び出して行ったとは言え、その後のマクレーンはきっちりと抑えていたのに。 ともあれ、個人的には梨田さんは割と温情監督のイメージがあったので、ちょっと驚かされたり。 ■おまけ4:今日のベンチの様子(主にファイターズ側特集)。 ↑中田翔発見。 ↑何だか仲良さそうだったひちょり&二岡^^;。 ・栗原は守備練習も忘れずにね(;´Д`)。 中国新聞の球炎では栗原の復調が取りあげられていたけど、今日の試合を見た後で彼に言いたい感想としては、打撃だけじゃなくて守備練習もちゃんとやれよと。 2回表、先頭の高橋を出した無死1という局面でスレッジがファーストゴロを放ち、捕球した栗原がファーストベースを踏んだ後で高橋も刺そうと2塁へ投げた球が悪送球になり、そのままランナーは3塁へ進んでしまい、2死ランナー無しのはずがまさかの1死3塁に。 そして、次の小谷野に先制のタイムリーを打たれてしまってと、エラーがらみの失点できっちりと先制されて(この辺は日ハムもさすがだと思うけど)、いきなりゲームの主導権を相手に握らせかけてしまいました(´Д`)。 結局は3回裏に喜田剛が起死回生の一発を出してゲームを振り出しに戻ったから良かったけど、エース対決みたいな緊迫した展開だったらこれが致命傷になってた可能性があるだけに、栗原には大いに反省して欲しい所。投げても微妙な所を敢えて勝負してみたってなら分かるけど、難易度的にはゲッツーで当たり前の何でも無いプレーで、こういう綻びが今まで散々負けに繋がっていただけにね。 ・喜田剛は攻守共に絶好調のまま交流戦を終了。 交流戦に入り、スタメンに抜擢されてからは好調を維持して「交流戦男」の異名を受けている喜田剛デスが、今日も2点先制された3回裏に、先頭の東出が出ながら赤松、栗原と凡退して嫌な流れが出来かけていた中で、起死回生となる同点ツーランを放って場内は総立ちに。ガッツポースを見せながら全力疾走でダイヤモンドを回る姿は感動ものでした(´ー`)。 正直、最近の喜田剛はホームランよりもヒット量産するタイプと思ってたんデスが、広い新球場のライトスタンドまで叩き込んでしまうとは、阪神時代は未来の主砲と期待されていた彼のパワーをナメてたみたいっすね。失礼。 また、最近は打撃好調で充実しているのか、今まで弱点だった外野守備も向上してますな(´ー`)。この前の三次でも米神から血を流しながらのファインプレーを見せたけど、今日も派手なファインプレーはないものの、フライ捕球やヒットの後の長打を防ぐ為のボール処理が前と比べて遥かに機敏になっていて、これなら今後レギュラーで任せてもいいんじゃないかと(もしくは、守備は赤松が指導してるんデスかね?)。 …あと、今年は喜田剛が打つたびに監督にいつも使ってくれるから打ちたかったと感謝の言葉を口にしてるし、マーティー自身も「どうしても使ってみたくなる選手だ」と、語録で喜田剛の話を出す事が増えたしで、元々自分が目を付けて獲得を打診した選手って事もあるんでしょーが、監督が彼を気にかけて使い続け、そして喜田剛はバットで応えて見せてと、今は理想的な関係になってるみたいっすね(´ー`)。前回のお立ち台に上った時のコメントで、「1ヶ月もヒットを打てなかった自分を大事な場面で使うなんて、監督は勇気あると思います」って言ってたけど、今の所は信じ続けたマーティーの大勝利、って事になるんでしょーか。 やっぱり、左の栗原とも言えるスラッガーとしての打撃力は魅力なので、このままマーティーが在任している間に覚醒しちまって下さいな。 ←やっぱり打撃のキーマンではある。 ・赤松も負けじとタイムリー。…でも、ちょっとアホ松が出てきてるけど。 そして、喜田剛が打った後で、こちらも負けじと4回裏は東出の1点勝ち越しタイムリーの後の2死2、3塁から赤松がライト前へ効果的な中押しタイムリーを放って5−2。3番打者としての役割を今日も果たし、完全に主導権を引き寄せてしまいました。 結局、この後でマエケンが追いつかれてしまったから立ち消えたけど、もしこのまま5−2で逃げ切っていたらヒーローは喜田剛&赤松が見られたと思うとちと惜しい感じデスかね^^;。いずれにしても、阪神ざまぁw及び、マーティーGJって所でしょーか。 ↑チャンスでの強さが際立ってる赤松。 ただし、ちょっと良くないのがその後、勢いに任せて盗塁まで決めてやろうと逸った所を牽制で刺されたのは、ちょっと阪神時代の”アホ松”の部分が出ちまってた感じが(´Д`)。 というか、中軸として頑張っている打撃とは裏腹に、最近は盗塁死が目立ってきているというか、雑になってる印象があるので、次の課題はそこですかね。 ちと緒方様の所へ後継者候補として弟子入りしてみるとか。 ・しかし、ここで終わらないのが日ハム打線の怖さデスかね(´Д`)。 ともあれ、勝ち越した5回表はマエケンが三者三振と完璧に締めて、もうこのまま流れに乗って3点差のまま逃げ切り…と、おそらく場内のカープファンはみんな思い描いてたとは思うんデスが、そうはいかないのが日ハム”いてまえ打線”の恐ろしさって奴で(´Д`)。 6回表、先制のホームを踏んだ高橋が再びツーベースを放って出塁すると、スレッジが初球をタイムリーツーベース、続けて小谷野と金子誠は東出のファインプレーも含めて踏ん張るものの、2死から代打で出てきた二岡に執念のタイムリー内野安打を放たれ(というか、マクレーンは良く取ったと思うけど)、続けて代打で出てきたボッツがボールボーイに当たってボールの軌跡が変わる不運なタイムリーツーベースで遂に同点。 「勝ちにこだわるなら、中田より二岡の方を使わざるを得ない」と言っていた梨田監督の采配が的中してしまった形になったものの、流石は12球団トップの打撃を誇るチームだけはあるなーと。 ↑嫌らしさを身に着けていた二岡。 ←ついでに、広島出身の稲田も代走で出場したので。 ■おまけ5:今日の5回裏。 ・梵も今がピークに近付いてる? …という事で、6回表にまさかの3失点で追いつかれ、両軍ヒットが二桁を超えて勝負の行方が全くわからなくなったものの、結局勝負を決めたのはその裏の梵の一振りでした。 先頭の末永が今日マルチヒットとなるレフト前ヒットで出塁すると、石原が送りバント、そしてマエケンに代打の緒方が告げられるものの凡退してしまった2アウト後、梵がレフトスタンドへツーランを放って再び7−5と勝ち越し。今度こそ勝負を決めてしまいました。 勝ち越ししながらも、マエケンにも勝ち星を付けた貴重な一打となった訳デスが、今までなら惜しくも外野フライとなってた当たりが今度はスタンドまで届いたという事で、どうやら喜田剛と同じく梵もここ最近で急速に伸びてピークに近付いてるみたいっすね。 打撃だけじゃなくて、守備の方も確実にワンナウトを積み重ねて行くという落ち着きが見られてるし、そろそろ完全復活宣言をしてもいいんじゃないかと。 ←今日は梵特集。やっぱり地元の星なんだよね…。 ・今日のシュルツはギャンブル起用だったけど…。 再び勝ち越した7回表からは2番手にシュルツが登場。必勝パターンの様で、ちょっと中継ぎの台所事情が苦しくなってしまったのが伺える継投なものの、そのシュルツが登板当初はストライクが入らずにピンチを招いて、永川ばりの劇場っぷりでギリギリ7回を無失点に。 んで、驚いたのが8回表は横山だろうとおもったら、7回裏にはシュルツが投球練習をしているのを見て、まさか…と思ったら本当に続投。いくら横山を休ませたいからって、7回表の投球を見るに危険度MAXというか、今までこの手の無理な引っ張りはロクな結果になって無い事を考えても、嫌な予感がバリバリだったものの、結局バラついていた制球が尻上りに良くなって、稲田にヒットは打たれるものの7回表よりは高い安定感で続投成功。ある意味というか、間違いなくシュルツの8回続投はギャンブル采配だったろうけど、今日は見事に的中させてしまいました。 ↑正にシュルツ様々。 …まぁ、梨田監督の6回表の代打起用が的中して振り出しに戻されてしまったんだから、この位はしなきゃ勝てなかったのかもしれませんがね(´Д`)。 ■おまけ6:今日のラッキーセブン。 ■おまけ7:今日の緒方様。 ↑やっぱいつ見てもカッコいいっす^^。 ・最後は永川が貫禄の4凡でゲームセット。 そして最終回の9回表は、永川がいつもの様に四者凡退で締め。 先頭の糸井に対して、カウントを2−0にして「今日は3人で締めてくれるかな?」と思った所で結局フォアボールを与えてしまうエンターティナーっぷりを見せつけたものの、次の稲葉の難しいショートゴロを梵が慌てる事無く確実に捌いて1死、次の高橋から三振を奪った後で、最後は東出が横っ飛びでキャッチして何とかゲームセットと、毎度の如く薄氷の勝利となりました(´Д`)。 ↑最早4凡は貫禄。 確か永川のリリーフ成功率は88%位だったと思うけど、もうそろそろ慣れてきたというか、このままコバマサを超える劇場王を目指すのもアリだったりして^^;。 とりあえず、4年連続20S達成おめ。 ・ヒーローは梵&シュルツ。 今日のヒーローは決勝点となるツーランを放った梵と、7回、8回を無失点で締めて勝利を引き寄せたシュルツ。本来は永川でも良かったんだろうけど、敢えて中継ぎのシュルツを選んだってのがナイスチョイスじゃないかと。現に、今日は家族が見にきていたシュルツは「中継ぎ投手にはなかなかこういう機会が無いから」と喜んでたみたいだし。 ↑静かに耽りながらヒーローインタビューを待つ梵。 しかし、試合後のコメントを見ていると、梵もどん底から這い上がったからか、今までの傲慢さや浮かれが大分消えてましたな(´Д`)。試合終了後からヒーローインタビューに呼ばれる間も、おそらく今日のバッティングの反省をしていたのか、1人ベンチに座ってバットを見つめていたし。 まぁぶっちゃけた話、新人王取ってから今まではちやほやされて態度も尊大になっていって、地元ファンからも相当反感を受ける様になってた事だし、信頼度を取り戻すのは寧ろこれからって事は覚えておいて欲しいかなと。 ↑浮かれが消えて静かな口調だった梵。 ↑親切^^。 ・結局は最後まで踏ん張ったマエケンの勝ちという事。 今日の勝因を振り返った場合、まずは日ハム打線に打ち勝った打線が挙げられるんだろうけど、個人的な感想としては、結局はマエケンが5失点しながらも最後まで踏ん張ったからだろうな、と。 立ち上がりこそ2点先制されてしまったものの、3回裏にチームが追いついてからは、後は要所を抑えて、6回まで一度も逆転を許していないんデスよね(6回表は打ち込まれたけど、それも同点までで逆転は許していない)。追いつかれた4回表は先頭打者を出すものの後続をきっちりと断ち、またチームが逆転した後の5回表は三者三振と、傾いてきた流れを殺す事無く踏ん張ったからこそ、今日の競り勝ちに繋がったんじゃないですかね。 だから、今日はマエケン本人も言ってた通りのラッキーな5勝目と見られがちだろうけど、数字じゃ見えない部分を含めて勝ち投手に見合う働きをした事もまた事実だと思います(´ー`)。こういう経験も次世代エースへの道って事で。 ・しっかし、監督が変わればここまで変わるもんですかねぇ。 去年は梨田監督の1年目って事で、そこまで変化は感じなかったものの、今年の日ハムの印象は今までと比べてがらりと変わってたのはちょっと笑ってしまいました^^;。 昔は貧打故に最小点差を守りで競り勝つチームだった記憶があるものの、今じゃ12球団最強の破壊力を持つ打線とはね。現に今日のスタメンは殆どが打率3割超えてたし、昨日の齊藤や今日のマエケンなど、相手をした投手はたまったもんじゃなかったろうなと。交流戦のチーム打率.292って、野村が絶頂期の広島ですか(´Д`)。 それでも凄いと思うが、防御率の方はあまり落ちてないんデスね。今はダルという絶対的エースがいるとは言っても、交流戦の防御率は5位の3.33と、カープと比べて打率は5分高く、防御率は0.93も低いというのだから、やっぱり今も毎年優勝を狙えるチームの強さが表れてるって所でしょーか。 …まぁ、その割に交流戦の勝敗成績は2勝差でカープの勝ちなんデスが(´Д`)。 チームの戦力維持に関しては文句無しでも、采配に関してはちょっと持て余し気味ですかね? ・交流戦総論:実はマーティーの采配能力は低くない? んで、結局貼り付けている画像が今年の交流戦の結果という事になるんデスが、打率が11位、防御率が10位の成績で去年を上回る貯金5の3位フィニッシュというのは不思議というか、実はマーティーの采配能力って言われている程低くないって事なのかも。防御率の低さはロッテ相手の記録的大敗を含めた3度の二桁失点が響いてるんだろうけど、得失点差なんて−19点だし、個人成績ランキングには誰も入ってないしで(´Д`)。 ←今年は立派。 …って事で、思った以上にうちの監督は上手くやりくりしているのと、勝てる試合を落としていないって部分でも成長してきてるんでしょーね。6/25の楽天戦とか今日とか、競り合いに弱い今までだったら先に根負けしていたと思うので。采配傾向としては選手起用が使う選手はとことん使って、使われない選手は全く出番無しと4年目らしく随分と偏ってきている気はするけど。 あと面白いのが、友と呼ぶ正統派の原監督より、策士としての面が年々出てきて反目している落合監督に似てきてるって事デスけどね^^;。 ただ、既にここに来て先発の投球回数の減少と中継ぎの酷使が目に見えてきているのも確かなので、このまま何の対策もなしで進めば後半戦で故障者続出&大崩れの予感も否定出来ませんが(´Д`)。ポイントはやっぱりシュルツを大事に使えって事っすかね。今のカープにとっては永川が離脱するより痛いです。 ↑りざると。パ・リーグ最強チーム相手に見事な競り勝ち。 次は6/28、パフォーマンスシート予定です。 ちなみに、オープン戦を含めれば今日で今期10試合目の観戦だったんデスが、ここまで7勝2敗1分けと妙に成績が良かったりして、ちと後が怖いかも(´Д`)。 ■おまけ:今日の試合後。 ←カープファンにもしっかりファンサービス。 ↑うちの妹の団なの知り合いだそーです^^。 |