…って事で、遂にやってきた広島市民球場最終公式戦に行ってきました(´ー`)。
毎年地元最終戦は平日のナイターばかりだったので、今年は初めて最初から最後まで見られましたが、正に集大成と評するに相応しい内容でした。
↑いよいよラスト…。
・外野は超満員ってレベルじゃねーぞと(´Д`)。
1ヶ月位前からチケットは売り切れ、ネットオークションでも外野自由席が10,000円超えは当たり前、更に前日から徹夜で並んでるファンがニュースで出てたりと混雑は予想していたものの、それすら上回るほどに今日の外野席の人だかりは凄すぎ。開門数時間前から並んで、「座れりゃ何処でもいいや」位の気持ちでいたのに、それでも本当にギリギリでした(;´Д`)。
↑急ぐ必要のない指定席はいいけど、外野はこれこの通り…。
↑試合直前。
↑正に赤一色。
また、どうにか確保した後も外野席の通路は完全にすし詰め状態で身動きもとれず、ライトの端から売店まで行って帰るだけで30分以上かかったりして。
ちなみに、球団の公式発表によると1390680人(72試合)との事で、1試合平均が19315人と近年だとぶっちぎりの高水準(しかもチケット売上じゃなくて、実入場者数)。これは野村謙二郎氏の2000本安打達成時の18000人を上回る数字で、当時真っ赤に染まったグラウンドを見て選手達が「この雰囲気でいつも戦いたい」とぼやいてた水準を遂に超えた事になります(´ー`)。
↑先日、内野の二階席から物を投げ込んだ馬鹿がいたから…。
・今日ばかりは、どんな名店にも負けない人気だったカープうどん。
そして、外野の賑わいと共に凄かったのが売店のカープうどんコーナー。広島市民球場のご当地メニューという事と、新球場で引き続き販売されるかどうかは未だに白紙な事もあってか、試合前から殺到して並んでる姿を見るだけで気が滅入ってしまう位の行列でした(´Д`)。長蛇の列は狭い売店に壁を作ったばかりか、女子トイレ脇を抜けて外野席通路まで伸びていて、どう考えても1時間待ち位は当たり前の雰囲気。
そんな訳で、おいらも最初は肉うどんを食っておく気だったものの、並んでたら試合開始に間に合わないと直感したので諦めました(´Д`)。で、代わりにまだ食べてなかった「夢と感動をありがとう!市民球場ラストイヤー弁当」をいい機会なので購入。
…まぁ、「どうしても今日食いたい」ってこだわりを捨てれば、まだファン感謝デーや来期のオープン戦とかで食べるチャンスはあるだろうし。
ちなみに、帰りの行列も長すぎてうどんがすっかりと伸びてしまってたりするのもご愛嬌(´Д`)。
↑考えたら、これも食べ納めっすね。
・入場者全員に赤いボードと専用のジェット風船を配布。
また、今日は入場者全員に”ありがとう”と”必ずここへ帰ってくる”の真っ赤なリバーシブル仕様のボードと、2本の最終戦用ジェット風船が配られてました。
鯉のマーク入りの公式ジェット風船は既に売り切れていたけど、追加販売しなかったのはこの日の為に確保してたからなのかも。
←今日は入場者全員に配布。
あと、今日は中国新聞とデイリースポーツが号外を発行。デイリー版は配布時間が微妙だったので(午後12時半からだから、今日の外野組はほぼ無理)残念ながら手に入らなかったものの、中国新聞は大本営の特権か、球場内でも広く配られてました。
・今年も色々な想いが詰まったボードが。
今日は最終戦という事で、球団が配ったの沢山の観客が作ったボードがあちこちで掲げられて実に壮観。ここ最近は引退試合がメインだっただけに、引退する選手やFA選手の引きとめボードが殆どだったものの、今年はやはり市民球場やチームへ向けてのメッセージが中心で、応援団も黒田や元25のフラッグと同じく、市民球場への特大メッセージフラッグを用意してました。
←何故かパ・リーグのユニホームをずらりと。
また、最終戦だと相手球団のファンの人達も市民球場への感謝ボードを掲げてくれてたんですが、今回もヤクルトファン一同が横段幕を作ってくれてました(´ー`)。
↑さすがに大トリだけあってか、今までより盛大^^。
←ありがとうボードまで強力してくれました^^;。
・最終戦はマエケンvs川島亮。
今日の先発は、カープはマエケンこと前田健で、ヤクルトは川島亮。
そして、これが今日のスターティングオーダー。
カープ:東出(4)、天谷(8)、アレックス(9)、栗原(3)、嶋(7)、シーボル(5)、石原(2)、小窪(6)、前田健(1)。
ヤクルト:青木(8)、川島慶(6)、福地(9)、畠山(3)、飯原(7)、宮本(5)、田中(4)、川本(2)、川島亮(1)。
消化試合じゃないだけにカープはいつも通りの勝負オーダーとして、ヤクルトは8月に見た時とは随分変わってますな(´Д`)。福地と青木が入れ替わってるだけでなく、宮本が6番で田中が7番に入ってるって事で、一点集中よりも中軸を2つに分散させてる感じ。まぁ、軸になる4番がちょっと不在というか迫力不足なので仕方が無いですかね。
ちなみに、今日スタメンマスクに起用されている川本は広島出身(崇徳高校)だそーです。
↑スタメン外野手トリオ。
←地元出身の川本。
↑試合前にはオーロラビジョンにて市民球場の歴史が。
■おまけ1:今日のスライリー。
↑んで、やっぱりヤクルトベンチにちょっかいを出す^^;。
・相変わらず逃げないマエケンは萌え。
さて、大切な市民球場ラストゲームだけじゃなく、3位争いを続ける上でも絶対落せない大切な試合のマウンドを託された若きエース、マエケン。今日も緊張感を感じていない訳はないのにそれを微塵にも見せず、立ち上がりを三者凡退で討ち取ってゲームの流れを掴んだのはお見事。残念ながら無失点イニングは2回表に川本に四球を与えて67で途切れてしまったものの、ピンチになっても終始攻めの姿勢を崩さなかったのが、見ていて実に気持ちよかったっす(´ー`)。
←大事な一戦を任されても、あくまで威風堂々。
結局、7回を投げきって4度得点圏にランナーを進め、7回表には東出のエラーに足を引っ張られてとうとう2失点してしまうものの、終始落ち着いた感じで打たれたヒット数が全く気にならない位に安心して見ていられました。
確かに完封した前回は10点の援護が、そして今日は6点貰っていたとは言え、先輩の17番の人だとあっという間に浮き足立ってビッグイニングにしてしまう所を、マエケンは点差を考えたゲーム作りがきちんと出来ていた印象デスね。既にどっちが投手陣の柱だか全く分からないを通り越して歴然としてきてるのが何ともはや(´Д`)。
また、4回裏の二打席目にはレフトへ綺麗な弾丸ライナーを放って貴重な中押しのソロホームラン。
流石は元PLの主力っすね(´ー`)。セ・リーグで投げるのは正解だったかも。
・川島亮は雰囲気に飲まれたか?
一方、川島亮は試合前の「今日は空気読めよ?!」ヤジが効いたのか^^;、ボール先行でロクにストライクが入らず、いきなり天谷に初ヒットを許した直後に先制ツーランを浴びてしまうなど、散々な立ち上がり。2回から少しずつ落ち着いてきたかと思えば投手に中押しソロを打たれ、もう1点もやれない5回裏には、誰が見ても一発しか狙っていない栗原に特大アーチを叩き込まれてゲームを壊してしまうなど、調整力がイマイチ欠けてる感じっすね(´Д`)。
捕手の川本も、川島亮が制球で苦しんでいるのにリードのパターンを全く変えずにほぼ見殺し状態だったし、マエケンから綺麗に長打を弾き返した打撃センスは悪くなさそうだけど、守りの方はまだまだかと。
↑まぁ、背番号17ってのがね…^^;。
ちなみに、この不安定さは先週のマエケンの対戦相手だった中日先発の川井と妙に被ったんデスが、もしかして試合前から漂っていた、尋常でない雰囲気に飲まれてしまいましたかね?何せ、今日のカープファンとヤクルトファン比は9:1どころか、99:1に近かったと思うし^^;。
ただ、2回表の2死満塁からマエケンの球を綺麗に捉えてライトへ飛ばした大飛球が逆風じゃなかったら入っていたかもしれないだけに、運も無かった部分はありましたかね。
・俺らの夢を叶えられる男、その名はオチョア。
今日の様な絶対に負けられないゲームとなると、まずはいかに早めに先制するかがポイントになるとは思うんデスが、今や不動の3番に定着したアレックスがいきなりやってくれました。
1回裏、ヒットで出塁した天谷に続いて、初球をレフトへ叩き込んで値千金となる先制のツーランホームラン。打率.300と帳尻男には絶好の打率だったんデスが、栗原と同じく1年間中軸を守り続けた(こちらは全試合出場じゃないけど)、正に集大成とも言える仕事でした。
ホームラン後にホームベースを踏んだ後で、投げキッスしながら伸ばした指を天へ掲げる、外国人選手が良く見せるあのポーズが(神に感謝してる?)最高にカッコ良くて、2打席目の広島名物アレックスコールは、それはもう球場全体を揺らせる程に凄まじかったっす。
多分、平和公園の休憩所辺りまでは余裕で響いてたんじゃないかと(´Д`)。
・三度目の正直の栗原。
アレックスが先制打、そしてマエケンまでアーチを放ったとなれば、こちらも負けてられないのが4番の栗原デスが、ぶっちゃけ今日は第1打席からホームラン以外は全く興味が無いとばかりのフルスィングを続けてました^^;。
そのお陰で、1打席目、2打席目と豪快な空振り三振をとなるものの、5回裏に回った第3打席目、三度目の正直で遂にジャストミート、レフトへ飛距離122メートルのどの球場でも文句なしで入ったと思われる特大アーチを叩き込んで、真っ赤に染まったファンを狂喜させてました。
最後だからカープの4番として市民球場へはなむけの一発を、そして先日、自身が初となる観客席に行き、「こんな小さな椅子からあんなに大きな声で応援してくれているのか」と感激して、何とかファンに恩返しの一発を放ちたいと考えたという、横浜の村田にも負けない栗原の男気だけでも感動ものではあるんデスが、同時に2打席連続で三振しながらも、第3打席目でも迷う事無くフルスィングを続けた(しかもランナーを得点圏に置いたチャンスで)精神力の強さも評価したいっすね。元々中距離スラッガーで4番というよりは3番タイプだった栗原も、大分4番打者としての風格が出てきたなと。
これが去年までの4番だったら、諦めて繋ぎ繋ぎへと楽な方に逃げてたと思うし(´Д`)。
ともあれ、これで公式戦では栗原が広島市民球場最後のホームランを放った選手という事になります。カープ検定の問題で出てくるかもしれないので、覚えておくといいかと^^;。
・今日は幾度となく球場が真っ赤に染まった。
さて、今日は試合中も随所でセレモニーが行われていて、3回裏と5回裏は配られた真っ赤なボードで球場を赤一色に染めてました。まず3回裏は”ありがとう”で、5回裏は”必ずここへ帰ってくる”と宇宙戦艦ヤマトの主題歌の大合唱(というより、試合後のセレモニーの為の練習だけど)が行われたものの、これがレフトのヤクルトファンも協力して掲げてくれて本当に真っ赤に染まっていて、圧倒される位に壮観でした(´Д`)。
←レフトのヤクルトファンまでしっかりと掲げて染めてくれました^^。
…しかし、それにしても「さらば〜」や「必ずここへ帰ってくる」の部分を強調したいのは分かるけど、宇宙戦艦ヤマトってセンスは相変らず明後日の方向にぶっ飛んでますな(´Д`)。
今のカープ球団の商品開発含めた企画部って、ノリと勢いだけで全部決めてんじゃないかとか思えたりして。まぁ、もっとやれって感じですが(´ー`)。
↑まぁ、戦艦大和が作られた広島とは言え、センスが強引過ぎ^^;。
・超満員のスタンドから放たれた、最大規模のジェット風船。
そして7回裏では、これまた”必ずここへ帰ってくる”のボードを掲げながらそれゆれけカープの大合唱をした後で、おそらく歴代でも最大規模の真っ赤なジェット風船が広島の空へと舞い上がり。
今回は観客の一人一人に配っただけあって、全員が飛ばしたならば約3万本が一斉に乱舞した事になる光景は、写真で見るとジェット風船の塊がお化けみたいになってたりして^^;。
↑クリックすると拡大します。
↑クリックすると拡大します。
↑残念ながら、ヤクルト側は飛ばさず。もしかしたら、7回裏で一斉につきあってくれた^^;?
・それでもやっぱり、この二人は外せまい。
ゲームは進んで8回裏、6−2で打順は6番シーボルからって事で、誰か1人でも塁に出たらピッチャーまで回って前田か緒方の登場機会があるのになーとか思っていたら、シーボルに代わって代打に前田智徳が。そして石原を挟んで8番小窪の場面では緒方孝市も登場し、結果は三者凡退となったイニングなのに、場内は沸きに沸きました。
←やっぱ、この二人はね…。
流石は去年の神宮最終戦で古田の引退打席で佐々岡を送り込んだ我らがマーティー。気が利くというか、お約束は外さないっすね(´ー`)。
一応、ゲーム展開的にはここで無理に代打で出す必要は無かったものの、それでもやっぱり今まで広島市民球場で長年カープを支えてきた功労者達として、現役で残ったこの二人の出場は絶対に外せない訳で。
…って事で、前田は空振り三振、緒方はショートゴロと二人とも割とあっさり凡退したというのに、ベンチへ戻る際、場内のファンは大きな拍手で見送ってました。
↑二人とも凡退に関わらず、大きな拍手を飛ばして功労者を讃えるファン。
・東出はお疲れモードか?
これが消化試合ならあまり気にはしないんデスが、理想的な試合展開の中で気になった選手の1人が東出。今日は珍しく簡単に引っ掛けて4タコだったのと、4回表にはマエケンを助けるファインプレーがあったものの、7回表には2失点のきっかけを作る痛恨のエラーをやってしまう等、今までの疲れが出てきたのか、何だか調子が悪そうでした。
ショートやサードはともかく、今年のセカンドは今まで東出頼みで手薄なだけに、ちょっと不安材料ではありますかね。ここまででも本当に良く頑張ってくれてはいるんですが、あともうひとふん張り願いたい所で。
・福地もお疲れ様。来年は新球場へ来いよ。
今年は広島市民球場最後の年という事で、カープだけじゃなくて相手チームの中にも最終戦では感慨深い気持ちで戦っていた選手は多い訳デスが、今回のヤクルト戦に関して言えばその筆頭格になるのが、6年間カープで過ごした福地でしょうね。
んでその福地、今日は珍しく3打席連続の凡退で、ゲームも6−0となってもう勝ちは決まった様なもんだし、せっかくだからヒットの1本でも打って思い出作りをして帰ってちょうだいな…とか甘い事を考え始めていたら、第3打席の6回裏にヒットで出塁、7回裏の第4打席はタイムリーヒット&盗塁とエンジンがかかって即座に前言撤回。一転し福地先生、マジで勘弁してくださいっすとまた土下座したくなったりして(´Д`)。
←やっぱり福地先生には大暴れされました(;´Д`)。
しかし、結局9回裏の第5打席では空振り三振に討ち取られて、図らずもラストゲームの最後の打者となってしまった訳デスが、これもある意味宿命かもしんないですね(´Д`)。ただゲーム全体及びヤクルトファンにとっては、ワンサイドゲームで最初から最後まで押し切られそうになっていたのを、終盤に良く盛り上げてくれたとも言えるんでしょうが。
ともあれ、福地もお疲れ様。巨人にトレードされた木村拓也共々、新しい球場を夢見て戦いながら一度は中止の挫折を味わった元カープ戦士として、来年は是非新球場の土を踏んでくださいな。
…ただ出来れば、必要以上の活躍は自重していただけると有り難いですが(´Д`)。
↑また、新球場で。
・最後は梅津で締め…のはずが、永川が引きずり出されて何とか試合終了。
6−2と4点差となった最終回、締めとして登板してきたのは梅津。最後は気分的には永川に締めてもらいたいものの、まだ戦いは続くから無闇に使いたくないって事だろうから仕方が無いかと思っていたら、その梅津が1死を取ってから代打からの2打席連続となるユウイチにヒットを打たれ、そして今まで4タコでそろそろ怖いと思っていた青木がタイムリーを放って6−3。結局、永川が引きずり出されてしまいました(´Д`)。
↑残念ながら、梅津はピリっとしなかったので…。 ↑結局永川登場。
んでその永川、青木に盗塁を決められ&更に悪送球で3塁まで進められてしまうものの、川島慶をセカンドフライで討ち取り、最後の福地を空振り三振に仕留めてゲームセット。
こちらも最後にヒヤリとさせられて不安材料ではあるんデスが、ただまぁこっちは梅津の調子が悪いというよりはバッターを褒めるべきだろうから、あまり気にしなくてもいいんじゃないですかね。
←ヒヤリとはさせられたものの、なんとか有終の美(´ー`)。
↑今日は本当に良くジェット風船が飛ぶ日でした^^。
・試合後のセレモニーはあくまで球場が主役だった。
今日は試合後にブラウン監督や選手会長の挨拶位はあると思ってたんデスが、今日はそのどちらもないどころか、ヒーローインタビューすら無し。あくまで今日は市民球場が主役って事ですかね。
ともあれ試合後に始まったセレモニーでは、まず今まで獲得した6枚のリーグチャンピオンフラッグが当時の映像と共に順番に現れ、続いて3枚の日本一チャンピオンフラッグが。それぞれのフラッグはその年に生まれたファンの手によって運ばれたそうデスが、一応初優勝の年に生まれた自分としては、何でもっと分かりやすく公募してくれなかったのかと小一時間問い詰めたくなったり…って、まぁこれは閑話休題(´Д`)。
↑ヤクルトファンも最後までセレモニーに付き合ってくれました。
続いては選手達がエンドレスで流れる宇宙戦艦ヤマトの主題歌をバックに、内野、ライト、センター、レフトの各所で記念撮影を撮りながら外野を一周、そして最後は初の試みらしい、選手と一緒にそれゆけカープの大合唱&ジェット風船飛ばしで締めくくり。確かに選手がジェット風船を飛ばす姿って見た事無かったかも。
↑中には自前のデジカメを持つ選手も。 ↑いつもとは逆に、ファンを撮影^^。
挨拶が一切無かったので、ちょっと物足りなさもあったけど、ここは各々が市民球場の想い出に浸ってくれって事でしょうね。スクリーンで涙ぐんでた人の姿も見えたし。
↑セレモニー中ずっと鳴ってました^^;。
←出番の無かった二人。来年は頑張れよー。
■おまけ2:ひとり広島市民球場の土を拾うマーティー。
↑セレモニーを終え、他の選手達がベンチに戻る中、ひとりバッターボックスへと引き返していくマーティー。そして、想い出の土をひとすくい。
実は、写真が撮れてたのは後で気付いた偶然だったんデスが、外国人監督のマーティーが見せた和の心だけに、余計に心に響くものがありますね(´ー`)。
・ヤクルトの敗因は2番の川島慶。
…とまぁ、余韻に浸りながらも冷静に試合を振り返ってみると、結構グダグダとした貧打戦でした(´Д`)。特にカープを上回るヒットを放ちながら悉く好機を逃がしたヤクルト打線が酷かったというか、ヤクルト側にしてみれば勝てた試合を落としたって形っすね。カープもヒットの数と打点の効率は珍しい位に高いものの(5回終了時はヒットより点の方が多かった)、たまたま正義は我が手にみたいな勢いに乗って一発攻勢が上手く行った形だし、今後はアウェーが続くので、雰囲気に飲まれた今日のヤクルトナインの姿は明日は我が身って事で勝って兜の緒を締めてくだち。
ちなみに、ヤクルトの敗因は青木の不振と宮本の打順を6番に下げてしまったからじゃないかと。タイムリーは1本打ってるものの、2番の川島慶の打席で5回表に2死3塁、そして最終回に1死3塁と2度も好機を逃がしてますしね(´Д`)。特に後者はきっちり加点しておけばまだ勝負は分からなかったというのに。
…まぁ、そこはカープ的には助かったというか、育成目的だったのかもしれませんが。
・大竹は次の登板に全てを賭けるべし。
先述の通り、今日のヒーローインタビューは省略されたものの、きちんと選ばれていたのなら間違いなく8勝目を挙げたマエケンだったでしょうね。これで益々大竹の存在感が薄れた訳で、大竹は次の登板で全てを賭ける位の気持ちで挑むべしって所でしょうか。
そもそも月曜日が甲子園で阪神戦って事を考えれば、本来今日の先発は大竹がベストだったはずなのに、この絶対に落とせない大切な試合で首脳陣が選んだのは明日が不利になるのを承知でマエケンだったんだから、ここは屈辱と感じて欲しいっすね。
大竹、長谷川とポスト黒田候補達が自分の時代が訪れる事無く次へと世代交代しつつある今、チームの悲願の為にもここで意地を見せてくれないとね(´Д`)。
・今日は最初から最後まで流れが来ていた。
マエケンの三者凡退の立ち上がりにアレックスの先制ホームランと、理想的な形で主導権を握ったからか、今日は終始カープに流れが来てました。別に審判はカープよりじゃなかったけど(そもそも、3塁塁審にあの深谷さんいたし^^;)、打球の行方が、抜けてたらタイムリーだったライナーが正面だったり、強烈なピッチャーゴロがすっぽりとマエケンのグラブに収まって事無きを得たり、ピッチャーに完璧に捉えられて、まさかの満塁ホームランを打たれてしまいそうだったのを強い逆風のお陰で助かったりと、随分運の良さにも助けられた印象が。これも一緒の神風ですかね^^;?
そもそも、栗原が駄目押しホームランを放った5回終了後に空を見上げた時には、市民球場上空の雲までがVの字になってたし(´ー`)。
←偶然にしては出来すぎ?
・前向きでいい最終戦だった。
ともあれ、今日は球団や応援団は終始、「さよなら」や「ありがとう」よりも「必ず(日本シリーズで)帰ってこよう!」を連呼していて、ちょっとギリギリ3位狙いでやや演出過剰な気はするものの^^;、それでも前向きで近年にない素晴らしい最終戦だったと思います。
正直な話、言い方は悪いけど、個人的には4年続いた誰かの引退をメインにした惜別ムードの地元最終戦はいい加減うんざりしてた事デスしね(´Д`)。
ブラウン監督も前田と緒方の代打起用を除けば、ベンチ入りの選手を全員出場させる様な特別扱いは無し。9回表も4点差で永川を温存して梅津を投入したりと、いつも通りの起用だったのも評価したい所。
まだ戦いは終わっちゃいない、むしろこれからが最後の勝負なんだから、今日は地元最終戦ではなく最後の決戦への壮行試合だと、そんな雰囲気に包まれていたのが低迷し続けるチームを応援し続けたファンにとっては感慨深かったんじゃないでしょうか。だって、この9月下旬の時点で貯金2の同率3位ですぜ(´ー`)。後はクライマックスシリーズで阪神を叩き潰し、裏切り者をあの時とは別の意味で涙目にさせられれば言う事は無いんデスが。
↑りざると。いい最終戦でした。両軍の選手、ファン共お疲れ様。
…って事で、これで今季のレギュラーシーズンの観戦は一応終了です。
戦績を集計してみたら、今年は21試合観戦して13勝9敗と4つの貯金でした(´ー`)。
次はファン感謝デーになってしまうのか、3位に残って勝ち進み、奇跡の日本シリーズとなるのかは、まぁ運を天に任せって事で(´Д`)。
■おまけ3:最後に、広島市民球場へはなむけるピンクスライリー(その他、ピンクスライリー特集)。
↑正直、今日はピンクスライリーになってた時の方が遙かに長かったです^^。
■おまけ4:試合後諸々。
←入り口近くのトイレ前で発見。
↑やはり、終わってもみんなすぐには帰りませんでした^^;。
←こちらこそ、本当にありがとう(´ー`)。
↑ようやく外に出た時は既にどっぷりと日も暮れてました。
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