…って事で、今回は年に一度の聖地観戦オフ&3位争いの天王山という事で行ってきました。
金曜日は先輩の赤いハンカチ王子が金星を挙げてくれましたが、今日は負けじと後輩が見事にやってくれました(´ー`)。
本当に今のカープはルーキー達の裏ローテがアツいっすね。
・今日もアツい一日になりそうで。
ここ最近は連日でチケット完売が相次いでる広島市民球場ですが、今日も前売り完敗御礼(つか、21日は9/15に売り切れていて、結構ギリギリだった^^;)。今日は内野席という事で試合開始30分前位にのんびり球場入りしたものの、普段行き慣れてる自分でも球場前の人だかりを見て、「こんな人が多かったのかよ」と驚いた程(´Д`)。
また、久々にダフ屋の人達も発見^^;。一応、今までも相変わらずいるのは聞いてたものの、あんなに目立つ場所で忙しそうな姿を見たのは、個人的には第2回の聖地観戦オフでチケットが手に入らなくて仕方が無く利用した2002年の巨人戦以来っす。
ちなみに、今日は去年のレッドストームディと同じく3塁側のB席で観戦していたんですが、やっぱりカープファンの方が多かったっすね。まぁ、3塁側なので激しい応援は自粛しましたが。
ついでに、久々の2階席は相変らず眺めがいいです(´ー`)。今日みたいに晴天過ぎると日差しが厳しいですが、場合によったら内野A席よりいい眺めでいい写真が撮れたりするのでオススメだったりします…と言いたいですが、もうすぐ見納めというか今からだとオススメしても公式戦でチケット取るの無理っぽいっすね(´Д`)。
・先発はマエケンvs川井。
さて、今日の先発はカープは予想通りマエケンこと前田健で、中日は川井。
そして、これが今日のスターティングオーダー。
カープ:赤松(8)、東出(4)、アレックス(9)、栗原(3)、嶋(7)、シーボル(5)、梵(6)、倉(2)、前田健(1)。
中日:李炳圭(9)、荒木(4)、森野(5)、T.ウッズ(3)、和田(7)、平田(8)、デラロサ(6)、谷繁(2)、川井(1)。
カープは倉がこれで3試合連続のスタメンマスク。昨日はいい働きをしたとは言え何かおかしいと思ったら、石原がヤクルト戦で左ひざを負傷してたみたいっすね(´Д`)。こんな土壇場に負傷で出場機会を得て活躍して見せるってのも、まぁ倉らしいというか。
中日は李炳圭が1番で平田が6番センター起用。更に昨日は4番に入った中村ノリさんがスタメン落ちと、オーダー変えてきた感じっすかね。
←終盤でチャンスが巡ってきた倉。
↑嶋&ショウゴが何やら険悪?
←onidaさんイチオシの平田は今日スタメン起用。
↑石原は疲労でお休み。
↑李炳圭にはとことん相手にされないスライリー^^;。
←どちらも譲れないこの一戦。
・2日連続でミュージシャンによる始球式。
今日の始球式は元19の岩瀬敬吾さんだったんデスが、昨日(9/19)はtrunkの新井寿光さんだったみたいで、2日連続で広島出身のミュージシャンによる始球式でした。とりあえず、ノーバンで無事に倉のミットへ投げ込んだ後で、受け取った記念ボールを内野席へ投げ込む岩瀬さんカコイイ(ブログ見たら後悔してるらしいですが^^;)。
↑実は、最初は誰なんだろうとか思ってたら^^;。
…でも、これで大体目ぼしい人達は実現しましたかね?QMAとかでも一番苦手なジャンルが地理と並んで芸能関係だから、全く自信は無いデスが(´Д`)。
←この後、惜しげもなく(本当はあったらしい)記念ボールをスタンドへ。
・この大一番で、今季最高のピッチングを披露して見せたマエケン。
さて、強心臓っぷりでは既に大竹とは比較らならない強靭な精神の持ち主のマエケンですが、今日も大一番の試合というのに立ち上がりからストライク先行の安定したピッチングで、4イニング連続の三者凡退。
4回表は李炳圭に初ヒットを打たれた後で森野にも続かれ1死1、3塁となるもののウッズ三振、和田をショートライナーに討ち取り無失点。更に5回表も1死1、2塁で代打を告げられた立浪を、得意のスローカーブで初球をゲッツーに討ち取りこちらも無失点。その裏にアレックスが駄目押しの3ランを放って勝負が決まったので、ここが実質今日の試合の最大の山場になったけど、最後まで見ていて安心出来る、堂々としたピッチングでした。
↑本当に今日は最初から最後まで危なげが無かった。
また、翌日の中国新聞の見出しで知ったんですが、マエケンはこれで66イニング連続無四球との事で、これは非常に立派。この数字は制球力の良さだけじゃなくて、いかにピンチでも打者から逃げずに真っ向から立ち向かっていってるかを示す勲章みたいなものだし、若きエースと呼ばれる日もそう遠くは無いみたいっすね。萌え(´ー`)。
・川井は失点は少ないものの、ほぼ炎上。
一方の中日先発の川井は初回から制球に苦しみ、先頭打者の赤松に四球を出してしまうと、2番東出が送ってアレックス、嶋とタイムリーが飛び出てあっさり2点先制。その後もずっとボール先行し続け、ストライクが先行したかと思えば、2回裏とか先頭の倉相手に2−0からフルカウントまで粘られた挙句にレフトの頭上を超えられたりと、3回3/1を投げて被安打6の2四球と散々な内容。カープの拙攻もあって失点は2つで済んだものの、制球力が無い上に決め球にも欠けてるので、ちょっと川井は先発ローテに乗るのは厳しいかもしれないっすね…というか、これでローテの柱にしなきゃならない状況というなら、今の中日は相当苦しいって事かも。
←カウント2−0から痛打を浴びてる様ではね…。
・昨日に続いて面目躍如を果たした選手会長。
今日のデイリーで珍しく安仁屋んに配球を褒められていた我らが選手会長、倉ですが、今日も内外野を使い分けながら打者を手玉に取る巧みなリードにマルチ安打と活躍。この終盤で選手会長に就任しながら、出番が全く無かった面目躍如を果たしてくれました(´ー`)。
↑今日は投打に活躍。
…という事で、リード面では2日連続で殆ど狙い打ちさせてない見事なものでしたが、打撃も2−0と追い込まれた後で落ち着いて粘れてる辺り、調子は決して悪く無いみたいっすね。
ただ、第一打席でレフト和田の頭上を超えるツーベースコースのヒットを放ちながら、余裕で2塁タッチアウトってのは、ベテラン捕手とは言えさすがにどーかと(´Д`)。自分の功を自分で潰すのは勿体無いですぜ。
←まだまだ諦めるには早いですぜ、選手会長。
・大声援の理由。
先述の通り、今日は二階席って事で静かに観戦してたんデスが、その前方に見えるライトの外野席は凄い盛り上がりでした。とにかく去年と比べて声が出ていて、盛り上がりの度合いで言えば野村や前田の2000本安打達成時や、最終戦クラスのものです。
つまり、チームが”3位を争ってる”ってだけで連日満員でこれだけの声援が出るんだから、なにが今まで一番球団に欠けていたか、また観客は求めているかってのを痛い位に実感し…てくれればいいんですがね(´Д`)。
いくら新球場だからって、来年の今頃が消化試合ならガラガラだと思いますぜ。
↑弱いから応援するんじゃない、強いからみんな期待してるんだ。
・東出、1000試合出場おめ♪
ゲームが成立した5回裏終了後、突然東出に花束が贈られていて何事かと思えば、これで通算1000試合出場との事。前監督時代は干されてたりもしていた東出も、10年目で1000試合達成と、立派に活躍してきたって事デスな。おめ♪
ちなみに、この日の東出はファインプレーありの猛打賞。二岡の外れ一巡として過剰なまでに期待されるものの、なかなか応えられずに叩かれもしたルーキーが立派に成長したもんです(´ー`)。
↑よくぞここまでの選手に成長してくれた、東出。
■おまけ1:今日のドナルド&スライリー。
今日は(というか、今日も)ドナルドがゲストで登場。去年の聖地観戦オフの時も来てたけど、遭遇率高いっすね^^。
↑今年も相変わらず順レギュラーだったドナルド。
・小笠原はダメだろ、色んな意味で。
まぁ、2イニングを投げて5安打2四球4失点でトドメ刺された投球内容もさる事ながら、その投球間隔の長さにイライラさせられっぷりでした。
ルール上は間を空けすぎても違反にはならないとは言え、セットポジションに入ってから30秒以上経っても投げない事があったし、只でさえ9月とは思えない暑さの中でやってるのに、アレはさすがにお客さんもキレます(´Д`)。お前はファミコン時代のCPUかと。
多分、悩んでるというより牽制で刺せないものかと機会を伺ってたんでしょうが、観客の精神的衛生と地球環境にも全く優しくないので、姑息なことはしないでとっとと打者と勝負してくだち(´Д`)。
・拙攻が続いたものの、ようやく6回と7回に起爆。
…とまぁ、中日の投手陣も酷かったんですが、実はカープの打撃陣の方も前半はイライラさせられる拙攻続き。初回に2点を先取した後、2回以降も毎回ランナーを出しながらもあと一本が出ずに無得点。5回裏終了時までに5つも四球を選んでるのに、得点に繋がったのが初回だけってのはちょっとお粗末というか、相手のミスにきっちり付け込めないってのはまだまだ未熟だなーと言わざるを得ないかと。
しかしそれも6回裏、本日2本目となる倉のセンター前ヒットを皮切りにマエケン犠打、続いて赤松のシングルヒットと東出のタイムリーで追加に追加点を奪うと、直後にアレックスが駄目押しの3ランと理想的な繋がりで合計4点追加。やっと起爆しました。
さらに続けて7回裏は2死から全く打つ気のないマエケンに長峰が四球を与えると、そこから2つの四死球と4安打でほぼ打者一巡。長峰の余計な四球のお陰で中日どころか広島も得をしない(完投狙いのマエケンを出塁させてホームまで走らせてしまったし)余計なビッグイニングを作ってしまったものの、ようやく相手のエラーに付け込む事もできましたって事で、いい経験にはなったんじゃないですかね^^;。
←お見事オチョア。
■おまけ2:今日のラッキー7。
・ところで、デラロザは何をしに行ったんだ?
話は変わって6回裏、連打を浴びて炎上中の小笠原に、他の野手が動かない中でショートのデラロザが一人投手に駆け寄って行ったのを見て、「おお、助っ人なのにやるもんだ」と感心してたんデスが、そのデラロザは何故か小笠原に声を掛ける事なくマウンド横のロージンに触っただけで再び二遊間へ。
…あれって結局、何の意図があって行ったんでしょーね(´Д`)??
特にゲームの趨勢には影響は無かったものの、不可解で印象に残ってたので^^;。
あと関係ないけど、アレックスが出塁した時、試合中というのに妙にウッズと話し込んでる姿も。
・谷繁は引退したくても出来ないんだろうね(´Д`)。
今日1安打こそされたものの、久々に見た谷繁はやっぱり元気が無くなってましたね(´Д`)。
昔はあれだけカープにとっては死神みたいな存在だったものの、今は打席に立っても怖さを感じないし、打撃の方はもう終わったというか、打たれる気が殆どしなくなってはいるものの、変わって敗戦処理で出てきた田中の危なっかしさとか見てると、まだまだ育ってないから無理なんだろーなぁと(´Д`)。
…まぁ、捕手の世代交代に悩んでいるのは何処も同じみたいっすね。
カープも出来れば次のドラフトで1人位は欲しい所デスが。
←まだまだ後継は育ってないみたいやね、谷繁。
・マエケン、遂に最終回へ。
8回裏、2死ランナー無しでマエケンに打順が回ってバッターボックスへ向かった時、場内は大拍手で見送ると、その後三球三振でベンチへ戻る時もこれまた大拍手で出迎え。あんなに打つ気の無い三振の後で大拍手ってのも珍しいモノを見た気がするけど^^;、これで遂にマエケンは完封を賭けて最終回の舞台へ。初勝利の試合は8回までパーフェクトながら1安打を浴びて永川と交代したものの、ようやく完投のチャンスが与えられたわけっすね。得点差は10−0と勝利はほぼ確定的。球数も90球をちょっと超えた辺りと、正にこれ以上は無い位のお膳立てが整いました。
↑最終回でも一切浮き足立たなかったマエケン。
…とまぁ、もうここまで場内が「もう後は完封しかない」、もしくは「完封だけはさせるんじゃねーぞ」と興味の対象が一つに絞られて異様な熱気が包み込めば、例えば大竹辺りは力んで四球を出したり、ソロホームランの1本でも打たれてしまうんですが(それでも、どうにか完投は守るみたいな)^^;、この大物ルーキーはやっぱり違いましたね。
露骨に一発狙いをしていたとは言え、先頭の李炳圭を空振り三振に仕留めると、そのまま荒木、森の強打者達を内野ゴロに討ち取り、全く危なげない三者凡退の完封達成でゲームセット。最後の最後まで集中力が途切れる事なく、またプレッシャーに潰される事もなく、本当に凄いです。一足先に黒田の領域まで進んでしまった観すらあって、これで本当に大竹はうかうかしてらんないですね^^;。齊藤、マエケンのコンビが今正にカープ投手陣を席巻しつつある訳で。
↑あまりにもあっさりと言えばあっさりと完封達成。既に大物を感じさせる内容でした。
←最後はマーティーと抱き合い。
・ファンの皆さん、大好きです!
…という事で、今日のヒーローはプロ初完封を成し遂げたマエケンとアレックス。3位争いの天王山と呼ばれるこのカードで、アレックスは古巣相手に先制点と貴重な駄目押しなどで5打点を挙げ、マエケンは大事な試合で勝ったどころか、巨人戦を控えた6連戦が続く中で永川や中継ぎを休ませた勝利と、各々主力選手として完璧な仕事をやり遂げた二人には、もうただ脱帽です。
←今日は本当に非の打ち所が無い二人。
それで、比較的淡々とインタビューに答えていたアレックスに対して、マエケンはいきなり先日の斎藤の「3位キターーーーーー!」対抗して、第一声が「チョー気持ちいい!」と^^;。これも天谷の差し金なのかもしんないですが、気持ちいい位にハジけて見せてくれました。
でも、やっぱ可愛いっすね(´ー`)。初勝利の瞬間に立ち会って以来縁があるのか、個人的には彼のヒーローインタビューを現地で聞くのはこれで4回目だけど、毎回初々しさを残しながら無邪気ではっきりとした声で答えてくれるのがいいです。
最後は「ファンの皆さん、大好きです!」、そして噛みながらも「一緒にCMシリーズ行きましょう!」と絶叫。残りの登板予定を全勝すれば二桁到達で新人王の目も出てくるし、是非二桁勝利の節目がチーム3位確定の日にしてやるって位の意気で、今後も思いっきり相手打者にぶつかっていってくださいな。
↑俺達も大好きだぞ、マエケン!
・カープが強いというより、中日が弱かった。
…とまぁ、マエケンは本当にお見事だったんですが、トータルでの印象と言えば今日はそんな感じでしたかね。井端が抜けて本当に苦しいのか、打率が.240にも届かない上に出塁率も.270程度の李炳圭を1番に固定しなきゃならない中日打線は殺気というか迫力が欠けてます。
←初めて見た、チャンピオンの刺繍入りパーカー。
↑井端の代わりどころか、足を引っ張ってる観はあるんデスけどね。
投手陣もボールを重ねるグダグダさ加減だし、本当にどっちが挑戦者か分からない感じでした。
勿論、カープにとっては大きなチャンスなので、ここは一気に取っておきたい所ではあるんデスが…。
↑りざると。第2ラウンドも完勝。
次は明日の9/21日予定です。
■おまけ3:二階席から見えるモノと言えば…。
←護国神社の目の前にある、RCC放送塔。
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