…って事で約3週間ぶり、対阪神戦ではこれが市民球場最後となるゲームへ行ってきました(´ー`)。
昨日は延長12回で力尽きて本当に見に行った人は何ともお疲れ様な展開でしたが、今日は何とか2日連続の泥仕合は防いだって感じでしたかね。
一番の罵倒対象が離脱中で(ワザと逃げてるって噂も)、少々ヤジり足りない試合でしたが、満員の観客相手にいい試合を見せたんじゃないかと(´ー`)。
・今日も試合前に全席売り切れ。
試合1週間前位に既に全席売り切れていた先日に続いて、今日も試合前にチケットは完売御礼。
結局、これでこの3連戦はチケットは2日分が完売、実入場者数でも3日で計85350人(26140、29343、29867人)と大盛況になりました。
←これからはこんな試合が続きそう。
金曜日に100万人突破した入場者数も、早くも110万人突破が確実になってきてますな(´ー`)。
ちなみに、このままだと120万人を突破して歴代3位の入場者数となる公算が高いそうですが、ベスト3はいずれも優勝した年だけに、何とかAクラスに残って欲しい所だけど(´Д`)。
←とにかく、日差しが強い。
・先発はマエケンvs金村。
今日の先発はカープは阪神キラーと期待のかかるマエケンこと前田健、阪神は元日ハムのエースで、新井そっくりのツラで他人とは思えない金村暁。
そして、これが今日のスターティングオーダー。
カープ:東出(4)、天谷(8)、アレックス(9)、栗原(3)、嶋(7)、石原(2)、梵(6)、小窪(5)、前田健(1)。
阪神:赤星(8)、平野(4)、林(9)、金本(7)、鳥谷(6)、関本(5)、葛城(3)、矢野(2)、金村暁(1)。
カープはセンター天谷、ショート梵、サードに小窪起用と昨日とは多少変えてきたオーダー。
阪神の方は昨日良い所が全く無かった桜井に代わって林が3番で起用されてますな。出来れば、桜井か林のどっちかに3番の座を奪い取って欲しい所だけど…。
ちなみに、阪神は選手枠で言えば国産打線っすね(´Д`)。相変らず、他チームから拾ってくる以外で助っ人野手を探してくるのは下手くそなのを物語ってるというか。
←お久の末永。
↑マエケン専用(?)の準備運動。
←今日は石原がハッピーバースディ。
↑今日は三次から応援隊が。阪神側の受取人は同じく地元出身の江草。
■おまけ1:やっぱりいました、名物おじさん(阪神ファン側だけど)。
←この暑いにも関わらず、全身全霊のダンス^^;。
・マエケンは緩急豊かに安定していたピッチング。
さて、前回は序盤でKOされてしまったマエケンは、今日は前に見た初勝利や2勝目の時の様にスローカーブと直球の緩急を生かした安定したピッチングを見せてました。阪神打線の貧弱さにも助けられたものの、テンポ良く7回を投げきって4安打2失点。特に、四球が僅か1つしかなかったのは立派でした。
↑やっぱり、マエケンのピッチングは見ていて気持ちがいい。
やっぱり、いつ見ても度胸の良さに惚れ惚れするというか、ピンチになってもどっしり構えて制球が乱れたりしないのがいいですね。プロ初勝利以来、ルーキーからエースへと急速に階段を上ってきていて頼もしい事この上ないです。また、6回裏に3点を奪い取った攻撃の口火を切るヒットを打ったり、1打席目でも初球バント失敗した時にバットを叩き付けて悔しがったりと、バッティングにも決して手を抜くことなく闘志を剥き出しにしてるのもいい感じで(´ー`)。
・打てそうで打てなかった金村暁。
一方の、阪神先発の金村暁(何か、阪神って金村が2人いるみたいで)は、制球が乱れ気味でボール先行が多く、毎回の様にランナーは出すものの要所を抑えて5回裏まで無失点。結果的には4失点で自責点2で敗戦投手になってしまったものの、不運や味方の守備に随分と足を引っ張られていたので、まずまずゲームを作ったとは言えるんじゃないですかね。
一応、観客席から見た感じでは、ピッチングモーションがシンプルで、球筋的にも読みにくいって印象は無かったんデスが、そこは元エースだけに要所での投球は心得てるって事なのかも。
←元エースというにはちと物足りない感じだけど…。
・前半の貧打戦は優勝意識の表れか。
いずれにしても、今日のゲーム前半は投手戦というよりは貧打戦といった様相でした(´Д`)。
阪神も得点圏にランナーを出しながらもあと一本が出なかったけど、カープの方も1回裏に2死2塁でアレックスが凡退、2回裏は1死1塁で梵がゲッツー(これは平野の逆シングルが見事だったけど)、3回裏は敵のエラーで作った無死1、2塁から東出がスリーバント失敗を含めて無得点、4回裏も1死2、3塁から犠打が打てずに無得点と悉くチャンスを潰し、そして5回裏に1死2塁から5度目の正直でようやく先制したという体たらく(´Д`)。
…ただ、これは貧打と片付けてしまうのは簡単でも、今はクライマックスシリーズ出場へ向けて各選手が1打席ごとに相当強いプレッシャーを感じてるって事なのかもしれないですけどね。
近年のカープはシーズン終盤にこういった緊張感とは無縁だったので、もし優勝を意識したプレッシャーの中で苦しんでるなら、それはそれで非常にいい経験を積んでるって事にはなるんデスが。
・打率.299の時に最強のパフォーマンスを見せる帳尻男、アレックス。
ともあれ、両軍共にもどかしい展開が続く中で今日のゲームを動かしたのはアレックスでした。
1打席目、2打席目とチャンスで凡退し、打率が.299へ落ちた第3打席。そろそろそろそろ帳尻弾来るかと思えば、予感通りに初球をライト前に弾き返して先制タイムリーヒット。
相変らず、打率.300を切るか切らないかの瀬戸際時のアレックスは凄いですな(´Д`)。今日も帳尻男の真骨頂を見せてくれました。
…まぁ、欲を言えば第1打席で打っておいてくれてたらもっと楽になってたとは思うものの、結果的にチームに価値をもたらす形での帳尻なら大歓迎っす(´ー`)。
・今日の勝因となった影のヒーローは文句無しに東出。
今日のヒーローインタビューはマエケンの単独でしたが、多分球場に足を運んだ観客は東出も上げてやって欲しかったと思ってた人は沢山いたんじゃないかと思います。
打っても猛打賞だったんですが、それ以上にマエケンの好投に劣らぬ、今日の勝敗を左右したと断言してもいい位の好守を今日の東出はやってくれました。
2点先制した直後の6回表、赤星センター前ヒット、平野が四球と続かれ、更に林のゴロを栗原が悪送球してノーアウト満塁とピンチになった後、金本の内野を抜けかけてた打球をジャンピングキャッチで掴んでセカンドゴロに抑えると、続いての鳥谷のセンターへ抜けそうなライナーもランニングキャッチで2連続の好守。次の関本をレフトフライに討ち取り、結局金本のゴロの間に1点は失ってしまうものの、無死満塁から1点で抑えて同点に追いつかれなかった事が、このゲームを決定付けたと言っても過言じゃ無いかと。実際、あの2つの守備で少なく見積もっても3〜4点は防いでます。
特に、昨日の決勝点を挙げた鳥谷が非常に勢いづいていただけに、あの鳥谷のライナーを止めて勢いを断ち切ったのが大きいです。あそこで抜けていたら昨日のリプレイというか、完全に乗せて手がつけられなくなっていた可能性が高いので。
試合後にマエケンも守りに助けられたとコメントしてたけど、ホントに東出の守備は上手くなりましたな(´Д`)。新井より下手というか、東出の前にゴロが飛んでいくだけで悲鳴をあげそうになってた前監督時代はもう遥か忘却の彼方って感じですか。
・決勝点は阪神の自滅。
今日はいい守りが随所で見られたカープに対して、阪神の方は何だかちぐはぐ。
5回裏は先制された後で1死1塁で栗原を三振に討ち取るものの、暴投となって振り逃げを成立させて追加点へ繋げてしまうし、6回裏は1死満塁からアレックスが放ったゲッツーコースのショートゴロを鳥谷が2塁悪送球でセーフ、更に態勢を崩した平野まで1塁悪送球してしまい、痛恨の2点タイムリーエラー(エラーは鳥谷のみ記録された模様)。結局これが今日の決勝点となってしまいました。つまり、自滅負けですね(´Д`)。
ちなみに、その次の栗原が放った駄目押しのレフト前タイムリーヒットも、実際は金本の半分エラーみたいなものというか、あれは正直、いくら守備範囲が狭くなってきてるといっても、1軍レギュラーでフル出場してる外野手なら取って当たり前の打球に見えたんデスけどね。感傷に浸っていたとは言え、ヤニキもやっぱり衰えは否めないって所ですか?
ただ、マエケンの直球をきっちりと弾き返していたバッティングはまだまだ侮れるものじゃないデスが(まぁ、スローカーブ3球続けてカウント1−2になってからストライク狙いの直球だから、バッテリーの配球が甘いっちゃそれまでだけど)。
…閑話休題。
←江草も給料は安いわ、守備は足を引っ張られるわで大変やね。
・流石は人格者、赤星。
今日は相手が阪神という事もあって、ラッキーセブンの表・裏はそれぞれレフト・ライトで大量のジェット風船が放たれ(でも、今日は1塁側にも結構阪神ファンが混じってたみたいだけど^^;)、満員御礼だけに、空へと乱舞する黄色や赤の風船は実に圧巻でした。
しかし、それ以上に7回裏の風船飛ばしの後、ライトの林やセンターの赤星が拾うのを手伝ってくれてくれてたのが印象深かったりして。
林もだけど、赤星はさすが人格者っすね(´Д`)。しかも試合後、赤星は疲労で気絶してしまったそうで、そんなフラフラな状態で手伝ってくれてたってのは敵チームの選手ながら拍手したいですが。
↑ありがとー、林、赤星。
・どーだ羨ましいか、岡田監督。
こちらは勝敗には関係なかったものの、やっぱり話題にせずにはいられないのが8回裏。前の打席で身体に張りを覚えて交代した栗原の代わりに出てきた4番の喜田剛と、守備固めで嶋に替わって入った赤松が共にヒットで出塁し、思わず「どうだ見たか!ざまーみろ」と阪神ベンチを指差してしまいますた(´Д`)。
つーか、新井の離脱で3番ファーストが抜け、センターの赤星がプレーオフ前に限界に来ている今、栗原のバックアップを務める喜田剛や守備固めで軽やかなセンター守備を見せていた赤松が相当恨めしく見えたんじゃないでしょーかね^^;。
←多分、今の阪神は赤松が惜しくて仕方がないんじゃないかと。
・最後は永川が”らしさ”を見せながらも、きっちりと締めて30S。
そして、5−2のまま迎えた最終回は守護神永川が登場。ポンポンとテンポ良く2死まで取って、その後で何故か葛城にストレートで四球を与えるもの、次の矢野を危なげなく討ち取ってゲームセット。不要なランナーを出してしまうという”らしさ”は見せたものの^^;、見事藤川と2S差まで肉薄する30S目を挙げてゲームを締めました。
↑素直に三者凡退と行かないのも永川の持ち味っちゃ持ち味か^^;。
ちなみに、今日は球場前で三次市がミニ物産展をしていて(梵や永川のサイン入りピオーネ等が売られてた)、また試合中は横断幕を用意して応援隊が結成されていただけに、永川がきっちりと仕事して、梵もチャンスで悉く凡退したけど最後の打席で何とかヒットを打てたし、三次出身組はしっかりと面目を保ちましたかね(´ー`)。
←ともあれ、勝利おめ♪
・みなさん、お久しぶりです!
今日は7回2失点と好投を見せて6勝目を挙げたマエケンが久々のお立ち台。首位・阪神相手に好投しただけじゃなく、昨日の試合で投手をつぎ込みまくっただけに、7回を投げ切って中継ぎ投手の負担を軽減したのも、非常に大きな仕事をやってくれたと言えるかと。
しかし、マエケンのヒーローインタビューを見るのはこれで今期だけで3回目なものの、1回目、2回目、そして今回と回数を重ねるごとに自信に満ち溢れていて、胸を張ってお立ち台に登り、「みなさん、お久しぶりです!」と観客へ良く聞こえる歯切れのいい台詞でしっかりとインタビューに答えていく姿は実に威風堂々。初々しさも既に抜けてルーキーというより、もうエースと呼ぶに相応しい姿っすね(´ー`)。
ちなみに、これで北別府氏やPLの先輩解説者が課したらしい最低限のノルマはクリアっすね。
また、阪神の岡田監督からは甲子園で3勝目を挙げた後、「広島での6勝は8勝みたいなもんだ」と声をかけられたそーなので、あと2勝出来れば二桁相当ですか(´Д`)。頑張れ。
↑これからが正念場。全部勝ち続けるつもりでよろ。
・今の阪神は猫。叩くなら今のうちか?
ただぶっちゃけてしまうと、この3連戦で勝ち越せたのはカープが強かったんじゃなくて、阪神が弱かったというのが実際の所デスけどね(´Д`)。打線の貧弱さに加えて守りでも凡ミスが目立ってたし、攻守共に全く噛み合ってません。
今日の直接の勝因としては東出の好守で5番の鳥谷を防いだ事デスが、逆に言えば鳥谷さえ調子付かせなければ、今の阪神打線だと大量失点する可能性は低いです。4番の金本もイマイチ覇気が感じられないし。確かに藤川が出てこられるとお手上げなものの、今の貧弱な阪神打線ではそこまで繋げられないのが痛い所でしょーな。
…という事で、この状態では新井が完全回復を待たず否応無しに引っ張り出されそうですが、阪神を叩くなら今しかないかも。手綱を緩めずに来週の阪神戦でも勝ち越しておきたい所っすね。
・勝負は19、20、21日か…。
崖っぷちへ追い詰められた中日が底力を見せて3連勝した所為で、相変らずゲーム差は2.0のままなものの、それでも巨人と阪神相手に3勝3敗の五分で乗り切ったなら上等というか、これで3位争いには残りましたかね。
いずれにしても、19、20、21日の中日3連戦が天王山になりましたかね。貯金1で調子が上向きになってきた中日に対して借金3のカープが逆転するには、ここで最低限勝ち越し、あわよくば3タテが条件になってきそうだし。
まぁ個人的にはクライマックス進出はダメで元々って位に思ってるんですが、それより最高にプレッシャーのかかるこのカードで、優勝争いから最も遠ざかってる今のカープがどれだけのパフォーマンスを見せられるか楽しみっすね(´ー`)。
・今日は何だか、阪神側の方が感慨深そうでした^^。
広島ファンにとっての市民球場最終戦はまだ先ですが、阪神ファンにとってはこれが最後という事で(さすがにカープ2位、阪神3位はあり得ないし^^;)、何だか今日は阪神側の方が感傷的な雰囲気に満ちてました。
いつものなら、負け試合の後は足早に球場を後にするのを、今日ばかりはレフト側の黄色いユニを着ながら最後まで残ってた人達が結構いたし、試合前や閉門後は球場前で沢山の阪神ファン達が記念写真を撮ってました。個人的に今日の帰りの広島駅に着いたのは午後8時半頃だったんデスが、その時に改札に随分大勢の阪神ファンの姿を見たので、中にはずっと別れを惜しんでた人達もいたんじゃないかと。
また、今日は試合の合間やヒーローインタビュー中にレフトの阪神ファン有志による、今までの感謝を込めた”ありがとう市民球場”のボードが色んな所で掲げられていました。その中には、市民球場50周年記念の色紙に落合監督が書いていたのと同じく、”いつまでも天然芝で!”のメッセージもありました^^;。既に天然芝の球場は広島市民球場を除けば阪神甲子園球場だけになってる事だし、この部分だけはお互いに続けて行って欲しい所。
←今日のレフトスタンドは感謝の言葉で満ちてました^^。
またファンだけじゃなく、岡田監督や広島市民球場でのカープ戦がプロ初スタメンだった和田豊コーチ、そして特別な感慨を持って試合に臨んでた選手も結構いたみたいデスね。たとえば今日は負け試合にも関わらず江草が登板したのは地元出身だからという配慮みたいで、試合後に最後だから思う所があったと答えてたり(先発じゃなかったら福原も登板してたんじゃないかと。ベンチには入ってたし)、金本もこの3連戦は何だか様子がおかしいと思っていたら、色々と感傷に浸っていたみたいで(´Д`)。
それ故に、かつては誰にも負けない位に広島市民球場へ思い入れの強かったハズの元25が最後の試合に出てこれない所かベンチにも入れなかったのは、裏切りの代償とは言え何とも惨めと言わざるを得ないですがね。
↑りざると。今日の勝ちは色んな意味で大きいです。
次は9/20予定。毎年恒例の聖地巡礼オフなので、20、21連続の観戦になります。
■おまけ2:今日のスライリー。
←審判に文句を付けるスライリー。
■おまけ3:今日球場で見かけたその他のモノ色々。
↑何故か今日は応援ボードの数がやたらと多かった気が。
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