呉二河球場観戦レポート(8/4 対ヤクルト戦)。

2008年8月4日(月曜日)

…って事で、年に一度の呉二河球場の観戦に行ってきました。昨日は酷い試合を市民球場で見せられたんデスが、今日はあまりにも”対照的な”馬鹿試合でした(´Д`)。
いやまぁ、結論から言えば勝ったことは勝ったんデスけど、褒められる要素が殆ど無いというか…。
昨日と同じく、多分球場に見に行った人と速報を見てた人で印象が全く違うと思うので、奇跡的な勝ちゲームながら、現地組として少々辛口評価気味かも(´Д`)。

・年に一度のお祭りだけあって、今年も大盛況。
呉市民にとっては一種の年に一度のお祭りって事もあって、去年は試合開始前に当日券含めたチケット完売と大盛況だった呉二河球場デスが、今年もなかなかの盛況。中国新聞発表だと12619人程度だったものの、勿論ライト及び一塁側は超満員、チケットもほぼ完売したみたいで今年も成功と言えるんじゃないかと。

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0804_027.jpg (7750 バイト) 0804_032.jpg (5430 バイト)←実は故障中で、1ストライクのカウントが非表示…。
↑左のバスの天井へは、シーボル先生のファウルフライが直撃してました^^;。
                 
また、去年はマナーの悪さが目立ってたものの、今年はフェンスに上ってる連中はいなくて、それは良かったんデスが、8回裏の猛反撃の途中にライトスタンドから物を投げ入れた馬鹿がいたのが残念(´Д`)。

…ああそれと、今年もネット裏に壽工業株式会社が、そしてカープベンチの上には地酒の千福の横断幕が協賛として掲げられてましたが、今年はスワローズベンチの上にヤクルトの広告が掲げられていて、しっかりと相手チームの親会社も協賛してくれていた模様(´ー`)。多分、セ・リーグの球団で協賛してくれるのはヤクルトだけだろうから(メリットないしね^^;)、来年もヤクルト戦にしましょうぜ。

0804_013.jpg (9113 バイト)←今年はヤクルトの広島法人がしっかりとスポンサーに。

・第2戦は大竹vs伊藤
カープの先発は予想通り大竹で、ヤクルトは伊藤。
まぁ、今日は負けたら5位が確定してしまいそうな土俵際だけに、不安ながらもやっぱり託すとしたら大竹ですかね(´Д`)。ルイスもまだ出られないし。

そして、これが今日のスターティングオーダー。
カープ:東出(4)、赤松(8)、アレックス(9)、栗原(3)、嶋(7)、シーボル(5)、石原(2)、小窪(6)、大竹(1)。
ヤクルト:福地(8)、ウィルソン(6)、飯原(7)、畠山(5)、ガイエル(9)、田中(4)、武内(3)、福川(2)、伊藤(1)。

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両軍共に昨日と比べて2番が入れ替わったのみで殆ど変化無し。カープは天谷が赤松に、ヤクルトは川島慶がスタメン落ちでウィルソンが2番起用。
あと試合中はすっかりと忘れてたんデスが、そう言えば嶋の奥さんって呉の人だったんですよね。家族が見に来ていたのかどうかは分からないものの、嶋にとっては奮起すべき試合だったみたいで。

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0804_022.jpg (6938 バイト) 0804_033.jpg (5526 バイト)←やっぱり今年も出番無し…。

・今年は”激”の特大フラッグが。
去年は地元の中学生が試合前に歓迎ボートを掲げてセレモニーをしてましたが、今年は手製の”激”と書かれた特大フラッグが披露されてました。
…でも、去年みたいに「ようこそヤクルトスワローズの皆さん」と相手チームの歓迎から始まらなかったのがちと残念かも(´Д`)。まずはビジターを大切にする姿勢に去年は感激したんですがね。

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0804_007.jpg (26229 バイト)←正に力作。

ちなみに今年の始球式は実行委員長の小村市長じゃなく、壽工業株式会社社長にして呉商工会議所会頭、そして呉市を実質牛耳ってる裏のドン、奥原征一郎氏でした(´Д`)。
まぁ目立ちたがりみたいだし、この試合のメインスポンサーだから出てくるのは文句無いものの、とりあえずキャッチャーミットまでボールを飛ばせる様にしといて欲しかったかなと(´Д`)。
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↑父親の喪中だと言うのに、目立ちたがりは相変わらず…か。

・まぁ、いつもの大竹でした(´Д`)。
さて、先週は6失点したものの気迫溢れるピッチングで感動を与えた永遠のエース候補、大竹ですが、今日は笑ってしまう位にいつもの(悪い時の)大竹でした(´Д`)。
オールスターでの疲れが抜けきれてないのか、今日は全体的に制球が甘くて球も高く、先頭打者の福地にいきなりセンター前ヒットを打たれると、福地の盗塁と畠山の四球を絡めて、いきなり2アウト1、3塁のピンチ。
それでも次のガイエルを討ち取ってどうにか無失点に切り抜けるものの、その裏に味方が2点先制してもらった直後の2回表、福地に2点タイムリースリーベースヒットを打たれてあっさりと同点。今期の悪い癖である、味方が得点した直後の失点をまたしてもやらかしてしまいました(;´Д`)。

結局、5回にシーボルのエラーでランナーを出した直後ガイエルから一発を喰らい、続けて田中、野口と連打を浴びた所で無念のKO。5回1アウトまで投げて5失点と、本人もノーコメントを貫いてる通り、ちょっと今日は良かった部分が1つも見当たらずにフォロー不能っす(´Д`)。
正直、今日の試合がとんでもない乱打戦になってしまったのは、ある意味2回表をきっちり抑えられなかった大竹の所為でもあるし。

…まぁ、強いて言うなら前回も今回も大量点を喰らってKOされながらも、打線爆発で負けが消えるどころかチームは逆転勝利と、妙な強運に恵まれてきましたかね(´Д`)。

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・お願いですから、勘弁してつかぁさい福地先生…(ρ_;)。
ただ、正直序盤の失点は大竹を責めるよりは、福地に泣きを入れたい気分という方が正しいですがね(;´Д`)。いくらなんでも2試合連続のタイムリースリーベースなんてあんまりというか、結局今日も6打数3安打1犠打2打点2盗塁と大暴れ。
この2連戦で確実にトラウマを植え付けられたというか、今後のヤクルト戦は福地の打席に立つたびに悲痛な叫びを挙げたくなりそう(TДT)。
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↑もうこれ以上苛めないでくだち…。

・それでも、今日の幸先は良かった。
2回表に大竹が2失点であっさり振り出しに戻されたのは先述の通りながら、今日の幸先は非常に良かったんデスけどね。
先頭の東出が出塁して赤松がきっちりと送りバント、そしてアレックス、栗原と連続タイムリーで2点先制。残念ながらそこで栗原が2塁タッチアウトになったしまったので3点目は入らなかったものの、実は5番の嶋もヒットで中軸が3連打と、かなり理想的な形で先制出来てました(´ー`)。
多分、初回のこのいい流れが8回裏の逆転を呼んだんじゃないかなとは思いますが。

0804_035.jpg (6626 バイト) 0804_036.jpg (6050 バイト)←ヤクルト先発、伊藤もイマイチぴりっとせずな印象。

・芝生のスクワット、やっぱり1イニング位が限界かも。
さて、去年は内野自由席から芝生の外野自由席で根性のスクワット応援をしていた観客を見ていたので、今年は自分も初回のイニングで挑戦してみました。
…が、やっぱり無茶苦茶キツかったっす(;´Д`)。

椅子に座っている普段と違ってこっちは本当にヒンズースクワットになるので、最初の2〜3人までならともかく、5人目の打者になった辺りからもうヘバってしまいました(´Д`)。
でもまぁそれなりに新鮮で面白かったし、結構面白がってやってる人も多かったので、興味がある人はどぞ。ただし、発汗が半端じゃないので半ズボン推奨デスが。

・びっくりする位の大人気だった赤松、そして確実にファンを増やしたアレックス。
まぁ、前田が大人気なのは今に始まった事じゃないのでともかくとして、今日観戦していて驚いたのは、赤松人気の高さ。ライトスタンドから観客が叫んでる選手の名前で、前田、栗原に次いでひと際多かったのは赤松でした。ホームランの人気ランキングでも上位に入ってたし、どうやら赤松は今年のカープの象徴的な存在として、その存在感は広く知れ渡ってるみたいっす(´ー`)。

あと、多分今日の試合で一番ファンを増やしたのはアレックスかなと。先制のタイムリーヒットを放つ活躍に加えて、あの夜空に響くアレックスコールや、呼びかけたら帽子を取って深々と礼を返してくる姿がいたく気に入られたみたいで、大きな歓声が飛んでました。

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↑まぁ、下手な日本人より礼儀正しいアレックスですから^^。

・今日はピンクリボンキャンペーン。
今日は試合前にピンク色のポスターが配布されてましたが、どうやら今日はピンクリボンキャンペーンの日だったみたいっすね。毎年広島市民球場でやってるものの、今年は呉でやるとはと最初は意外だったものの、元々目的は乳がん検診を広めようというものなので、今後は福山とか地方球場でも積極的にやるのかも。

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…って事で、今日は最初から最後まで普段はレアなはずのピンクスライリーでした^^;。


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・そう言えば、呉でも7回表にちゃんと東京音頭が流れましたぜ。
今年から広島市民球場では7回に相手チームの応援歌が流れてるのは周知の通りデスが、日の呉二河球場でもしっかりと流れてたのはちょっとびっくら。いいサービス精神っす(´ー`)。

あと、外野席は端の方じゃ無いとスコアボードが見られない為か、得点経過や回を勘違いして6回表に風船を膨らませてる人が案外多かった印象が。というか、呉二河球場の構造だとネット裏にもカウントだけじゃなくてスコアボードが必要だとは思うんデスがね。

■おまけ1:今日のラッキー7。

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・当然、中継ぎ陣も毎試合完封とはいかない訳で。
結局、5回途中でマウンドを降りたあとでピンチのマウンドを託されたのは岸本。その岸本は何とか追加点を許さず同点で踏み止まり、次の回から梅津、シュルツと続いたんデスが、仕切りなおしのつもりだった梅津が誤算でした(;´Д`)。

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↑岸本は割といい仕事しましたが…。

川端にヒットで出塁され、ガイエルを敬遠したはいいものの盗塁を決められて2死2塁3塁。そこから踏ん張れず田中と野口にタイムリーの連打を浴びて3失点ととうとう勝ち越しを決められ、7回表にはシュルツが2点追加されて10−5。中盤まで接戦だったゲームが一気に壊れてしまいました。

…とは言え、シュルツはともかくとして梅津は打たれるたびに言ってるけど、いくら優秀な火消しと言えども、毎回零封って訳にはいかないですからね(´Д`)。だからこそ、大竹には出来る限り中継ぎの負担を抑える様に頑張って欲しかった所ではあったりするんデスが…。
それと、ヤクルトの機動力野球に翻弄されたとは言え、石原が4盗塁を許してしまったのが痛かったのもありますがね(´Д`)。

0804_062.jpg (6519 バイト)←シュルツもまだまだ安定感がイマイチ。

・本っっ当に罪作りだな、シーボル先生…。
昨日はチームを救う守備を見せる反面で打撃は全く話にならなかったシーボル先生。
今日も1打席目と2打席目でチャンスに回ってきながら凡退と、いくらなんでもそろそろ代打だよなぁ…と思ってた所でタイムリーヒット。そしてその直後にエラーと、ギリギリのピンポイントで生き残る事にかけては本当に天才的ですねと、皮肉の1つでも言いたくなるというか(´Д`)。

…ただ、ヒットこそは僅か1本なものの、打撃の調子はそれ程悪くは無さそうデスけどね。
惜しいファールが続いたものの、打球自体の力は確かに感じられて、第一打席は3塁側の内野と外野の間を抜けて、待機中バスの天井に弾丸ライナーを当ててたし^^;。

・こちらも罪作りな男、ガイエル。
そしてシーボル先生に匹敵する、ヤクルトで罪作りな男と言えばガイエル。
打率2割を切りながらホームランは二桁と完全にランス状態の打撃に、外野守備は弱点となってしまう酷さなものの、今日は4回裏に石原の打球をダイビングキャッチでまさかの(失礼^^;)ファインプレーを見せると、次の5回表には5−3から同点に追いつく、推定飛距離110メートルのツーランホームラン。やっぱり、ガイエルも分からない選手っすね(´Д`)。ついでに言えば、密かに今日は2盗塁決めたりしてますし。

…まぁ、人物的には相手チームのファンに対しても積極的にファンサービスする素晴らしい選手なので、クビにならない程度には頑張って欲しいデスが。


・今日、1イニング投げた投手陣で唯一褒められるのは横山のみ。
8回は10−5の5点差負けの局面で横山登場。本来は出す局面じゃないものの、元々昨日登板予定だったのが出番が無かったという事で、調整登板予定だったんでしょうね。
…しかし、結果で言えば今日の7人登板した広島投手陣で、1イニング投げた中では唯一褒められるピッチングをした投手がこの横山(火消しの岸本もいい働きしたけどね)。田中、野口、福川を10球もかけずにあっさりと三者凡退と、リリーフエースの復活を印象付けてくれました。

結局、その裏の逆転劇で勝ち星が転がり込んだ形になりましたが、運がいいというよりはみんな納得してるんじゃないですかね。妄想半分で言えば、横山の好投がチームに活気を与えたのかもしれないし。

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↑流石はうちの中継ぎエース…って所でしょーか。

・伝説と化しそうな奇跡の猛攻。
7回表に10−5とされ、その裏は小窪がヒットで出るものの、代打緒方と東出がどちらもショートゴロにあっさり討ち取られて万事休す。試合時間もそろそろ3時間を超えて午後9時を回ったし、そろそろお客さんがぞろぞろと帰り始めるかな…と終戦ムードが漂い始めた8回裏、ここで伝説にでも残りそうな猛反撃が待ってました(゜Д゜)。

まず先頭の天谷がヒットで出塁すると、アレックスもヒットで続き、そして栗原が一矢を報いるタイムリーヒット。しかし、ここから嶋がタイムリーで続き、続いてのシーボルが死球、そして石原が2点タイムリーで繋いで10−9。昨日は8回裏に3三振で反撃を断たれた押本から5連打で一気に4点返して更にノーアウトで1塁3塁と、諦めかけたゲームの流れが一気に引き寄せられ、半分あ然としながらもライトスタンドが一気に息を吹き返しました(´ー`)。

堪らずヤクルトは守護神、林昌勇を投入するものの勢いは止まらず、小窪が同点タイムリー、そして満を持して登場の代打前田がフルカウントから粘った末にエンタイトルツーベース(広島市民球場なら3ランだったんデスけどね^^;)で遂に勝ち越しと、何と何との7連打。更に東出がスクイズでもう一点追加して12−10の勝ち越し2点目も奪い、僅か1死の間に7得点を挙げて打者一巡と、夢でも見てるんじゃないかって猛攻が続きました。

0804_077.jpg (6419 バイト) 0804_078.jpg (7431 バイト) 0804_079.jpg (6677 バイト)←決勝タイムリーを挙げた前田様。
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↑正に大猛攻。
…って事で、昨日は完全にやられただけに、今日は数倍返しって所ですかね(`ー´)。
特に、今までは完璧に抑えられてた林昌勇を粉砕したってのが大きく、更に言えば左の前田や東出はともかく、右打者に対しては無類の強さを秘めたストッパーから小窪が綺麗に弾き返したのはGJ!の一言っす(´ー`)。
何気に今日は4打数2安打2四球と全ての打席で出塁と、これで小窪はショートのスタメン候補にぐっと近づきですかね。なかなか良いバッティングセンスしてます。

・コンバットチャンス時って妙に打点率高い様な…。
個人的にはコンバットチャンス(ファンファーレからコンバットマーチになるチャンステーマ)は好きじゃないんデスが(去年までのが凄く好きだったからってのもあるけど)、でもこのコンバットチャンスが流れてる時の打点率って凄く高い気が(´Д`)。
自分の観戦時だと、これが流れて無得点って事の方が「あったっけ?」と首をかしげる位に少ないし、今日も8回裏で追いついた時に流していたのがコンバットチャンスでした。

・きっちり締めろっ、永川〜っ。
9回表は、勿論守護神永川が登場。この永川がビシっと3人で締めてくれれば、「終わり良ければ…」になってたんデスが、先頭打者を出した後でタイムリーを打たれて1点差に詰め寄られ、ただでさえ締まらないゲームを更にグダグダにしてしまいました(´Д`)。

お陰で、ライトスタンドからは精根尽きかけながらも最後の力を振り絞った観客から、「気合を入れろ、永川っ」コールがひっきり無しに飛んでたし^^;。
それでも最後はギリギリで踏ん張り、小野を空振り三振に仕留めてなんとかゲームセット。節目の20S目はほろ苦い味になった観もあるものの、新聞のコメントを読んでると本人は「セーブが付いたんだからいーじゃん」と割り切ってるみたいなので、これはこれでOKか(´Д`)。おめ。

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・ヒーローインタビューは無しですか…。
結局、永川が失点してしまった為に決勝点が前田じゃなくなってしまい、これだけの泥仕合になってしまった今日のヒーローは一体誰だろうと思いきや、ヒーローインタビューは無しで肩透かし。

…まぁでも、普通に考えれば今日のヒーローは決勝点を挙げ、更にスリーベースを含めた猛打賞を記録して福地と遜色の無い働きを見せた東出ですかね。他には嫁の故郷でタイムリーを含む4安打を放った嶋や、タイムリー2本で3打点、しかも反撃の流れを作る意味では極めて重要な役割を果たした石原も候補だろーけど、こちらは守りでは4盗塁決められて11失点と褒められたもんじゃ無いので、勝って兜の緒を締めてくだち(´Д`)。
ちなみに、今日のカープは結局東出、アレックス、栗原、嶋の4人が猛打賞で、石原、小窪が2安打と、スタメン中6人がマルチ安打と記録的な猛打(´Д`)。一方で、天谷と比べて赤松がちょっと勢いに乗れずに黄信号って所でしょーかね。

・こんなノーカードのボコり合いは何年ぶりだろう…。
ともあれ最終スコアは12−11。両軍合わせて14人の投手を投入し、打ちも打ったりの39安打と、辛うじて紙一重でカープが勝ったものの、これがボクシングだったら、どちらも顔の原型が分からなくなる程にボコボコといった所でしょーか(´Д`)。
まるで前監督時代末期を思わせる、ノーガードでのブン殴り合いっすね。
正直、現地で見ていた観客としては、試合終わった後も喜びを噛み締めるというより、「やっと終わった…」みたいな疲労感の方が強かったのは否めない所で、こういう展開は年に1度位に留めておいて欲しい所(試合後、応援団の人達も片付けながら「まったく、今日はどんな試合だよ」と呆れの言葉ばかりだったし)。それとは裏腹に、速報を見ていた人達は奇跡的な逆転勝利でお祭り騒ぎだったろうけど^^;。

まぁ、今日一番キツかったのは途中から疲れで観客のノリが悪くなったにも関わらず、4時間超えの試合をリードしてた応援団の人達でしょーけどね^^;。
心の底からお疲れ様っす(´Д`)。

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↑お疲れ様です、マジで…。

・実は、高田監督も密かに執念を見せていたんだけどね。
後がなくなってきているカープに対して、ヤクルトも中日追撃の為にはもう落せないと感じていたのか、昨日は5回に早々と代打で動いたし、今日も先発の伊藤は先制された後の2回表に代打を送ってあっさりと見切ったりと、高田監督も勝ちへの執念を見せてはいたんですけどね。
それでも、1点差で出てきたストッパーの林昌勇が連続タイムリーを喰らって3失点の逆転を許すなど、やっぱり今のヤクルト投手陣は采配だけでは補えない脆さがあるみたいで。林昌勇の他に、こっそりと4回から出ていた五十嵐も嶋にタイムリーを打たれてしまったのは痛かったでしょーね。

逆にカープサイドで言えば、今日の試合で対ヤクルト戦は9回にストッパーが出てきても士気を落す理由は無いって事になりますな(´ー`)。

・たまには芝生での観戦も悪く無いっすね(´ー`)。
芝生の上で野球観戦するのは、2004年に東京の太田球場でオープン戦を見た以来なんデスが(しかも、奇しくもヤクルト戦^^;)、率直な感想としては思ったより快適でたまには悪く無いかなと(´ー`)。勿論観客数によってはもっと窮屈にはなるんだろうけど、スクワットがしんどい代わりに楽な格好で座って見られるのがいいっす。また、呉二河球場の芝生の角度もなかなか良く考えて作られていて、来年も(やるなら)外野自由席で見てもいいかなーと。

0804_088.jpg (19228 バイト)←フェンスの高さも絶妙。

…あと、呉市民としては、これで2年連続の惨敗になって呉二河球場は縁起が悪いというイメージが定着してしまうのが避けられた事に安堵ですかね。
まぁ、球団史に残る馬鹿試合が繰り広げられた球場として、伝説化でもしそうデスが(´Д`)。

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↑りざると。みなさんお疲れ様でしたぁ…。

次は、一応8/14予定です。

■おまけ2:帰りの風景。

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↑去年に続いて、外野の入り口前は露店が立ち並ぶちょっとしたお祭り状態でした。
        

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