…って事で、天気が非常に心配だったんデスが、行って来ました。
まぁ、終ってみれば空しいゲームだったものの、前日80%の降水確率を覆して、最後まで見られただけ良しって奴ですかね(´Д`)。
・雨あがりで、暑い…。
土曜日は雨で中止になり、天気予報も高い確率で雨となっていて、しかも昨晩はずっと雨が降りしきっていたという事で、正直今日は諦めていたんデスが(出かける準備が終わった時点で雨が降ってたら止めようと思ってた)、行きの自転車で少し降っただけで、午前11時過ぎに広島へ着いた時は青空が広がってお天道様が照り付けてきました。
↑まだまだグラウンド整備は続いてました。
試合を延期させる昨日の雨に、今日の晴天。「フッ、どうやら、天も頂上対決が見たいらしい…」と意味も無く天を仰いで呟くものの、雨上がりで逆に蒸し暑い…(;´Д`)。
しかし、結局開門から試合開始前にひと降りしたのが最後で、後は太陽が照りつける野球日和になったのは何より。実はおいらがチケットを前売りで確保したゲームで、途中で中断したりコールドゲーム成立はあったも、雨天中止は一度も無かったりしてますし(´ー`)。
・シャレオの地下は、新名所になるかも。
…とまぁ、晴れたはいいけど息苦しくなりそうな程蒸し暑い&開門時間が40分延びたという事で、今日は球場に着いてからしばらくマイミクのkarzさんとシャレオの地下、広島市民球場に繋がる階段横の”最後の晩餐”が壁に飾られてる付近で涼んでいたんデスが、なかなか面白いスポットになってる印象が。
スライリーのサイン(証拠写真つき)が入った最後の晩餐の他に、階段に面している側では同サイズで広島市民球場ガイドのパネルも張られていて、カープファンならずとも楽天ファンの人達も興味深そうに眺めてました。
また、30分だか40分だかの間においらとkarzさんで1回ずつ記念写真のシャッターを頼まれた辺り、もしかしたらここは新名所になるかもしれないっすね。
・スーパーマッチを予感したのか、観客は凄い数(´Д`)。
元々今年はチームの調子がいいのもあって観客動員が好調なのと、今日は今年の交流戦で最高のマッチになりそうという影響もあるのか、凄い数。外野席は満員、内野も3塁側A指定と二階席に多少の空きがあるだけで、ほぼ切れ目無く埋まってました(中国新聞によると22798人との事)。
実は裏のグリーンアリーナではKAT-TUNの広島公演が行われていたんデスが、ジャニーズには負けねぇって所ですか(応援団が微妙に対抗意識出してたのが笑った^^;)。
ちなみに、今日は3塁側の2階席を真っ赤なシャツで埋めていた集団も目に付きました。
様相としてはまるでレッドストーム・ディだったんデスが(現に真っ黒のボードで”LL−IN”の文字作ってたりしてたし)、何か大規模な観戦イベントでもあったんでしょーかね?
…まぁ、趣旨的に9月の阪神戦よりは、今日の方が向いてる気はしますが(´Д`)。
↑先行レッド・ストーム・ディ?
・流石はノムさん。楽天は躾けが出来てる。
野村監督の著書を読んでると、かなり礼儀作法(特に挨拶)に厳しい人というのは知ってたんデスが、今日の試合前、楽天の投手がブルペンでの投げ込みを終ってベンチへ戻ってくる時、必ず監督の前で止まって帽子を取って頭を下げた後で入っていたのを見て、「流石は躾けが出来てるなぁ…」と感心してしまいました。
ベンチ入りは必ず監督に挨拶をしてから↑
また、今日は小早川コーチが試合前に楽天ベンチ前へ訪れて結構長い時間挨拶してましたが、その時も帽子を取って、常に頭を垂れた中腰。
まぁ、野村再生工場の門下生である小早川コーチにとっては、カープ時代の監督以上に頭が上がらない恩師なんでしょうが、どうやらヤクルト時代も結構厳しかったみたいっすね(´ー`)。
←挨拶に行った小早川コーチも終始直立不動。
…というか、すっかりと忘れてたけど小早川コーチも一応はノムさんの弟子なんだから、ちゃんと学んだ部分は反映しろよと。
閑話休題。
ちなみに、うちも先代までは礼儀の躾けがかなり厳しかったそうデスが(身だしなみ、言葉遣いに至るまで煩く注意してたそうで)、やっぱり普段からきちんと引き締めてないと(特に若手は)組織としてのレベルは上がらないんでしょうね。
↑一方のカープベンチは和気藹々。まぁ、どっちがいいとは一概に言えませんけどね。
・図らずも実現してしまった頂上対決。
今日の先発は、ついに実現したルイスvs岩隈。土曜が雨天中止になった事で実現した、前半で10勝を挙げたハーラー独走同士、今期ここまでセ・パを代表するエース対決に大興奮必至というか、どうせなら、格闘技の試合みたいに告知ポスターでも用意しておいて欲しかったっすね(´ー`)。
そして、これが今日のスターティングオーダー。
カープ:東出(4)、赤松(8)、天谷(7)、栗原(3)、アレックス(9)、シーボル(5)、小窪(6)、石原(2)、ルイス(1)。
楽天:渡辺直(6)、草野(4)、リック(7)、山崎武(3)、フェルナンデス(5)、憲史(9)、横川(8)、藤井(2)、岩隈(1)。
対岩隈って事で左重視のオーダーかと思えば、雨上がりと先発がルイスって事なのか、守備重視で来ましたかね。あと、天谷が遂に3番起用なのが注目点。
楽天は配球のセオリーが通用しないというノムさんも認めた天才、草野が2番なのが個人的には意外だけど、まぁフェルナンデスの5番起用は外せないから仕方が無いんですかね。
…あ、ちなみに今日は電光掲示板の故障で審判の名前が分かりませんでした(´Д`)。
その所為か(?)、結構酷い審判してくれてましたが。
←今週もスタンバイ中。
↑なんか合同練習っぽい?
↑楽天の主砲にして不惑の精神的支柱、山崎武。
・ルイスは悪いなりに頑張った。
何か体調不良だったらしい今日のルイスは、珍しく制球難。相変らずストライク先行のテンポのいい投球ではあったものの、決め球の変化球がなかなか決まらずに随分苦労してた感じでした。
結局、2回表にルーキーの横川にHRを打たれ、3回にもカープの天敵、フェルナンデスにタイムリーを打たれて3失点してしまうものの、6回を投げ切って3失点なら充分というか、調子が悪くても悪いなりに抑えてくれる所は、去年の黒田の姿を彷彿とさせてくれました。
…というか、今日は石原のリードの方に随分と問題を感じましたしね(´Д`)。
岩隈を見逃し三振に討ち取った落ちる変化球のキレがかなり良さそうだったのに、何故か低めは直球ばっかりだったし。
まぁ、これは後述するとして…。
←やっぱりスライド登板の影響がありましたかね。
・ルイスを討ち取ったのは、名も無き背番号25。
ともあれ、うちのルイスを討ち取って先制点を挙げたのは今日7番で起用された楽天のルーキー、横川でした(というか、青学出身だから小窪の先輩?)。ややお調子者で暴走しやすい印象はあるものの、積極的な打撃と果敢な走塁意識は、楽天にとっては将来楽しみな若手って所ですかね。うちのタイプで言えば天谷に近い感じで。
…しかし、やっぱりカープファン的には無名な背番号25ってのが何とも複雑というか(´Д`)。
・打撃陣は岩隈を打ち崩せず。
一方で、楽天先発の岩隈の方も立ち上がりはピリっとせず…というか、かなり酷い立ち上がりになってました。
こちらも低めに集めた変化球が全く決まらず(高めの直球は良く決まってましたが)、四球こそ2つしか出していないものの常にボールが先行している状態で、こりゃ早い回のKOもあるかな…と思っていたんデスが、肝心のカープ打線の方が打ち崩せず、結局3回にルイスのエラー出塁から東出、赤松、天谷と三者連続三振を奪われてから調子付かせてしまいました(´Д`)。
いくら相手は現在のパ・リーグ最多勝投手と言っても、ちょっと情けなかったですかね。
高めの直球のストライク率が高かったのと、早いカウントで結構甘い変化球が来てたのに、狙い打てずに見逃しまくってたのがなんともはや(ここらは、捕手の藤井の術中にハマっていたのかもしんないですが)。
あ、それとしばらく見ないうちに岩隈のモーションは随分と変わってしまってたんデスね(右手を伸ばして溜める独特の癖が無くなってた感じ)。
↑岩隈もイマイチな出来だったのにつけ込めなかった。
・また今日もNHKから応援隊が。
さて、今日はというか、6/8に続いて今日もNHK広島から応援隊(どーもくん、しゃもべえ)がゲストでやってきてましたが、相変らずどーも君は暑くて苦しそうでしたね^^;。途中で倒れないかどうか、ライトスタンドの観客が結構みんな心配してたり。
そして、こちらは去年から準レギュラーになったマクドナルドのマスコット、ドナルドも参加していて、今年はクラッチ&クラッチーナが来てないのが残念だったものの、試合開始前や5回裏は随分と賑やかでした。ドナルドはすっかりとスライリーの相棒って感じで板に付いてるし。
…でも、ふと思ったけどNHKマスコットとドナルドのコラボって大丈夫なんデスかね(´Д`)?
←まぁ、細かい事はいいか^^;。仲良きことは美しきなり。
↑ちなみに、今日もやっぱりいました^^。
・日本代表候補に残ったんだから、石原にちょっち苦言。
最近は個人的に石原叩きは自粛しているおいらデスが(´Д`)、ちょっと今日は守り、攻撃共に酷かったので苦言を。
まずリード面では、ルイスに頼りすぎ(´Д`)。18日の時はマエケンの武器であるカーブを生かそうとした悪く無い配球だったものの、今日はルイスの制球に頼りすぎて、単にコーナーを要求してるだけって感じでした(しかも、いつもの同じコース、同じ球種を延々とも多々見られたし)。
いくらルイスが捕手を選ばない投手と言っても、これじゃホントにルイスの女房役に石原を起用してるのは、ただのゲン担ぎでしかなかったり(´Д`)。
例として、今日は石原の良い所と悪い所が出たのがいきなり1回表。
先頭打者の渡辺直にヒットを打たれて、その後草野の微妙な送りバントを迷わず二塁へ投げてゲッツーにしたのは、石原らしいナイスフィールディングではあるんデスが、そもそもその前の渡辺直に打たれたヒットが余計だった訳で(´Д`)。
つーか、渡辺直は最初にルイスの投げた内角高めの直球を3塁線ギリギリのファールを打って、あのコースは打者が狙っていてタイミングも合ってきてるのが分かったのに、どうして次の球も全く同じコースの同じ球を投げさせてレフト前ヒットを打たれますか(´Д`)。正直、「さっきはおしかったねー、んじゃもう一度投げてやるから今度は上手く打てよ」ってやってる様なもんです。
そして、打撃では初球狙いのバッティングが本格的に通用しなくなってきてる印象が。
相変らず早いカウントの甘い球は見逃さない様に集中してるし、別にそれはそれで悪い手とも思わないんデスが、今はそればかりを続けてる為に相手に見破られて通用しなくなってるので、そろそろパターンを変えないと厳しいんじゃないデスかね。
…というか、実際今日は早いカウントで甘い球が結構来てたものの、石原の時は違ってた辺り、ちゃんと研究はされてるんじゃないかと。4回裏の2死1、2塁で打った初球セカンドゴロはピンチを脱しても無反応だった岩隈を見てると石原の打ち損ないというよりは、バッテリーの罠にハマったんじゃないですかね。
■おまけ1:今日の両軍のラッキー7。
↑今日は風向きが悪かった所為で、拾うのが大変そうでした^^;。
↑一方、楽天ファンは震災に遭った事から「負けるな東北」のボードを。
・7回からはまさかのマー君登場。
6回裏終了後、自分のリュックを漁ってジェット風船を用意していた所で、突然3塁側がざわめき始めたのでどうしたのかと顔を上げると、いつの間にかマウンドには背番号18の姿が。
思わず目を疑いながら慌ててスコアボードに注目すると、やっぱり来ました。6回を投げ切って降板した先発の岩隈に替わり、2番手としてマー君こと田中が登場(´Д`)。これが本日の試合の最大のサプライズでした。
ルイスvs岩隈って最高のカードだけじゃなくて、まさかこんな豪華リレーを見せてくれるとは、ノムさんも気前がいいというか、3連敗中とは言えそこまでするかと言いますか(;´Д`)。
↑まさかのマー君登場。
しかし、それでも楽天にとっては大きな賭けではあったんでしょうが、結局3回をヒット1本の無失点リリーフ。実際、田中も立ち上がりは制球に苦しんでいたみたいデスが、その時マトモに打てたのが嶋だけだからまぁ仕方が無いっすね。特に、赤松の代打で登場した前田を三球三振に討ち取ったのは敵ながらお見事とでも言っておきます。8回裏もクリーンナップ相手に三者凡退だし。
←結局、気迫に押されて前田様も三振…。
・最後の最後で踏ん張った梅津はお見事。
お見事と言えば、今日のうちの先発のルイスも6回を投げ切って降板し、その後横山−シュルツ−梅津のリレーで繋いだんデスが、最後に出てきた梅津は良く踏ん張ってくれました。
まず、先頭の高須のゴロを東出がエラーしてしまい、そこから渡辺直が送りバントであっさり得点圏に。その後、草野にヒットで続かれ、リックにも四球を与えて気付けば1死満塁の絶体絶命のピンチ。ここで1点でも追加点をやれば完全にゲームが決まってしまうという場面で、そこからそのまま打席に入った田中をフルカウントから見逃しの三振、そして今日猛打賞の天敵フェルナンデスをセカンドゴロに討ち取り無失点。東出のエラーで一度は崩れかけたのをギリギリ(いや、本当にギリギリだったけど^^;)で踏ん張ったのは立派。
↑相変わらず梅津の安定感は抜群過ぎる。
残念ながらその裏で逆転は適わなかったものの、今後梅津をクローザーの一角として考えてるなら、今日のピッチングは生きてくるんじゃないかと。
つーか、精神力だけで言えば梅津こそが真のクローザーで、永川や大竹とは比較にならない位に強靭なんだから、あとはマトモなコーチが付いてくれれば(´Д`)。シンカーを磨けば高津のレベルまで行ける選手なんだけどなぁ…と、未練がましく呟いてみたり。
←あと、シュルツも最近はいいっすね。
・投手戦に見えたものの、実際はBクラスレベルの貧打線。
…って事で、梅津が頑張ってゲームを壊さなかったお陰で、最終スコアは3−1。結果だけ見ればエース同士の対決らしい投手戦に見えるものの、実際は6/18のマエケンvs多田野とは比べくもない、お粗末な貧打線でした。
どちらの先発も立ち上がりが悪かったんだから、打撃がマトモだったら多分ルイスも岩隈も3回辺りでKOされて、10−8位の乱打戦になってたんじゃないかと思うんデスけどね(´Д`)。
いずれにしても、今日は観客の誰もが白熱の投手戦を期待してたんでしょうが、実は今日の頂上対決の勝敗のクライマックスはいきなり序盤に待ってたというか、カープは立ち上がりに岩隈を打ち崩せなかったのが最大の敗因です。
1回表にゲッツーで勢いを引き寄せ、その裏にいきなり東出がヒットで出塁して赤松が着実に得点圏まで送ってと理想的な流れだったものの、そこからあと一歩の有効打が出なかった為に主導権を握る事が出来なかったのが痛かったというか。
つーか、確かに今日の岩隈は変化球の制球が悪くてボール先行だったものの、甘い球もちらほらあったんだから、打てる球はちゃんと狙って欲しいっすね。去年までうちにいた4番もそうだったけど、ボールが先行したら四球狙いで積極性が薄れるのはどーなのかなと。
逆に、シーボルは振り回しすぎですが(´Д`)。
・明日は確実に取れ。それだけ。
ともあれ、今日は明日を捨てても必勝を喫したノムさんの執念に押し切られたって感じでした。ノムさんの持論として、「先発は基本的にそれ以上の能力を持った投手が後に控えていないなら完投させる」というのがあるんデスが、確かに岩隈の後を安心して任せられるのはマー君しかいなかったとは言え、それを実際にやってしまうのは連敗脱出への尋常ならざる執念って奴ですか。
その気迫に押されたのか、カープ側も7回裏はヒットを打った代打嶋に代走を送らないわ、8回はクリーンナップがあっさりと三者凡退するわ、9回裏は先頭のシーボルに代打を送らないわで、終盤はすっかりと諦めムードだったし。
←結局は執念の差、ですかね。
だからこそ、今日はどうして負けたかを悩むより、すっぱりと切替えて明日のゲームは長谷川で確実に取るって方向で切替えた方がいいでしょうね。それで1勝1敗、貯金2で交流戦を終えられれば文句無しだし。
…まぁ、当然見に行ってた2万人以上のカープファンは報われなかったものの、1日で岩隈−マー君の豪華リレーが見られたので良しとしましょうって事で(´Д`)。
これで逆転勝ち出来ていれば実においしいゲームだったんデスけどねぇ。
↑りざると。ノムさんの執念勝ち。
←密かに、NHKカープ応援隊が来た試合って勝率が低い気も^^;。
次は6/29予定です。
■おまけ2:謎のカエル。
時々ライトスタンド隅の上段に来てるんだけど、一体何者なんだろう??
↑こっちみんな?
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