…という事で、連日の二桁失点負けですっかり気分的に凹んでしまっていたものの、観戦イベントや約束もあったので、気分を入れ替えて行ってまいりました。
まぁ内容的には、やっぱり行かなきゃ良かったってレベルでしたがね(´Д`)。
・久々に球場正面が賑やか。しかし…。
開門とほぼ同時期に球場前まで着くと、球場前にはお馴染みのスライリーの他に、去年は準レギュラー化していたマクドナルドから出張してきたドナルド、そしてNHKから「NHK広島カープ応援隊」のたすきをかけたマスコット達が今年もやってきていてちょっとした撮影会状態でした。
…しかし、NHKのマスコットはいいけど、今年はどーもくんと新入りらしきキャラがいただけで、去年一緒だったうさじぃとたーちゃんの姿は無しだったんデスが、もしかしてリストラ&引退(´Д`)??
←うさじぃとたーちゃんは…?
ちなみに、去年に続いて今年もドナルドに話し掛けられました。
去年は前田応援セットと交換した所で「いいもの持ってるね?」と話し掛けられたけど、今年は少し離れた距離から写真を撮ろうとしたらポーズをとってくれて、「グー?」と親指を突き出しあうやりとりをした後で、「でかいカメラ持ってるね〜?」と(デジタル一眼と同じサイズなので、俺のデジカメは^^;)。
↑中の人は立派な日本人です。
その後、観客席に座った後でこの事を話すと、何故かみんな「流暢な日本語で?」と聞いてきた辺り、中の人は外人だと思ってる人が多いみたいデスが^^;、バリバリの日本人の兄ちゃんです。
相変らず山崎に似てたのと声が聞き覚えがあった辺り、同じ人なのかも。
・何でこんなに入ってんだよって位に大入り(´Д`)。
二日連続で目を覆う様な退廃の後だけに、正直、今日は結構ガラガラかなーとか思ってたんデスが、甘かった。先に並んでいたマイミクのながやんさんの話ではグリーン・アリーナの方まで長蛇の列が出来ていたらしく、開門から10分程度遅れたおいらも、結局開門後ながら球場に入るまでに15分位かかる羽目になったりして。
まぁ、今日は広島の本通でとうかさんというイベントをやってた所為もあるんでしょーが、みんなアツいっすね。
↑指定席は若干集まりが遅かったんですが…。
↑試合開始後はこれこの通り。
…という事で、今日は寿司詰め状態になった外野席だけじゃなくて内野席も殆ど埋まって、殆ど満員状態でした(追記:26461人との事。この土日で5万人近く動員した事に)。
それと観客が多く埋まった要因としては、ホークスファンがやっぱり多いっすね。近いから遠征組が多かったのか、3〜4割位はホークスファンで埋まってたんじゃなかろーかと。
←ホークス側も負けじとばかり。
・ライトスタンドには全国の旗が…。
また、今日のライトスタンドには多数の応援旗が乱舞していて、なかなか壮観。
…どうやら、今日は年に一度の、全国の応援団が集まる日だったみたいっすね。
ちなみに、一昨年も去年も気持ちのいい快勝ではあったんデスが…。
・先発は長谷川vs新垣。
今日の先発は、予想通りに長谷川vs新垣。どちらも本来の力を発揮すれば、息詰る投手戦になるハズなんだけど…。
そして、これが今日のスターティングオーダー。
カープ:天谷(8)、東出(4)、森笠(7)、栗原(3)、嶋(9)、喜田剛(5)、石原(2)、梵(6)、長谷川(1)。
ソフトバンク:本多(4)、川ア(6)、松中(7)、小久保(3)、柴原(9)、長谷川(8)、松田(5)、的山(2)、新垣(1)。
森笠が3番に抜擢されて、アレックス、前田がお休み。嶋と喜田剛が鍵って所ですかね。
ホークスの方も現状だとベストオーダー…なのかな。復活した3番松中と4番小久保の威圧感は流石の貫禄というか。
↑今年限りとなってしまった、舎弟コンビ…。
↑ソフトバンクベンチ。王監督が見え辛いっすね^^;。
←ハッピーバースディ。来年の誕生日はグラウンドで祝わせてくれ。
・長谷川は勝負所をもっと自覚しろ。
さて、前回の登板で復活を印象付けたエース候補、長谷川。左投手陣が次々と崩れている今、ローテの柱の救世主として期待したい所ではあったんデスが、結論から言えば全く話になりませんでした(´Д`)。4回2/3を8失点という結果もさることながら、とにかく、試合運びが甘いんですよね。
確かにストライクとボールがはっきりとしすぎた制球が全然ダメで、ボールが重なった所で甘く入った球を打たれてしまうという典型的なパターンではあったものの(2日裏に的山にタイムリーを打たれた球とか、投げた瞬間に「うわ、甘いっ」と観客席から叫んでしまった程^^;)、それ以前に自分がチームを勝利に導くっていう自覚の足りなさが気になりました。
…とりあえず、2回表に小久保に打たれた先制ホームランは仕方が無いです。松中や小久保に1回位打たれるのは仕方が無いし、「ソロで助かった」ってレベルの話なので。
しかし、その後が悪い。ノーアウトの出会い頭なんだから気持ちを切り替えればいいのに、次の柴原に続かれ、松田、的山と連続タイムリーと一気に崩れてしまってるし(結局、本多の打球もファインプレーで助かったものだし)。
そして最悪だったのが5回表。3回表から安定感を取り戻してその裏では新垣の自滅で1点、そして4回裏に女房役の石原がツーランを放って同点に追いついてくれた直後の5回表に先頭打者を出したのがきっかけで再び崩れ、ゴロと犠打で2アウトと引換えに2点勝ち越された後で、松田に駄目押しの3ランで勝負あり。
せっかく追いつき、自分より早く新垣をマウンドから引きずり下ろして流れも盛り上がりも取り戻した矢先に先頭バッターを四球で出してしまうのは、エースを志す投手のやる事じゃないです。
…ちなみに、松田に打たれた後で自分の座っていた後にいた赤子が泣き始めてましたが、これってやっぱり長谷川の所為ですかね^^;??
・噂には聞いてたけど、これが新垣クオリティ…。
一方で、新垣も凄い事になってましたがね(;´Д`)。
今日の観戦仲間はホークスファンも兼ねてる人が多くて、「今日は暴投王の新垣だから馬鹿試合になる」って予言してたんですが、まさか本当に世界記録に挑戦中の暴投王の片鱗が見えるとは。
普段はホークスに興味は無いおいら的には、新垣と言えば化物みたいな直球とスライダーを駆使する三振王ってイメージがあったんデスが、確かに直球は安定して147〜148kmをキープして速かったものの、制球の方が「一体どこ投げてんだ」って位に酷いもんでした。
確か、記録として残ったワイルドピッチは2つだったものの(うち1つはタイムリー)、ランナーが居ない時も暴投まがい及び、明らかな暴投を連発していて(記録外のも記録すれば、的山が取れなかった投球は4回で二桁位いってた)、もし完投してたら暴投の日本記録が出てたのは確実だったんじゃないかと。
いくら速球が速いと言っても、これじゃ寺原の二の舞の可能性があるかもしんないっすね(´Д`)。
←w
↑栄光の背番号18も…。
・嶋はまた土壇場で生き残ったか。
25日のロッテ戦では土壇場で起死回生の3ランを放って一軍に生き残った嶋。今日はスタメンで起用されて4打数2安打。打率も打席が少ないとは言え.270まで上がったし、どうやら、これでスタメン候補からも生き残ったみたいっすね。
相変わらずギリギリで生き残るのが上手いというか、代打起用が続いて一打席ごとの集中力が増してるのかも。
←代打職人としての頭角を見せ始めてる嶋。
・天谷は危なっかし過ぎる。
元気の良いプレーで今期の新生カープを引っ張る反面で、佐々岡氏などOBを「あいつはお調子者だから」とハラハラさせている天谷。
今日は2回表、松田がバックスクリーンへ飛んだ打球を全力で追いかけてダイビングキャッチを試み、その時に後頭部から突っ込んだセンターの柵を思いっきり凹ませて、ライトスタンドをどよめかせてました。
結局、惜しくも取れずにタイムリーとなってしまったものの、見ている方としたら天谷が心配で失点どころじゃありませんでした(´Д`)。幸い首を変に捻ったりはして無いのかすぐに動き出したし、その後も最後まで試合に出場していたので、多分大丈夫なんでしょうが…。
しかし、これはまだ柔らかい(っぽい)センターだから良かったけど、ライトやレフトフェンスだと大怪我してましたぜ。まぁ、分かっていて飛び込んだとは思うんデスが、見ていて危なっかし過ぎるというか、ムチャすんなよって言いたいデスがね。
これは赤松にも言える事デスが、どうもこの2人は元気がいいのはいいけど、逆に向こう見ずってイメージがあるので、ナイツガッツと同時に怪我にだけは気をつけてもらいたいもので。
・石原vs的山の捕手対決は痛み分け(´Д`)。
打撃面ではどちらも打点を上げてしっかりと貢献した石原と的山ですが、今日の捕手対決は互いに痛み分けって所ですかね。
今日の石原は4打数2安打で2得点。4回裏は同点に追いつく2ランを打って、文句なしのヒーロー候補ではあったんデスが、この石原といいマルチ安打の嶋といい、いずれも内角の低めを綺麗に捌いて打っていた辺り、カープの野手は完全に的山の配球を読んでたんじゃないかと。
…ただし、今日の石原の1、2打席はいずれも初球に狙いを絞ってのフルスィングで、3打席目と4打席目は初球狙いを読まれ、完全に手玉に取られてたので、そういう意味では痛み分けといえるんじゃないかと。
・敵ながら小久保はあっぱれ。
巨人在籍時代も、怪我で離脱中に記録的な大敗を喫した事で、チームリーダーとしての存在の大きさを見せ付けた大黒柱、大久保。今日も先制のホームランを打つだけで無く、新垣が荒れてきた所へ的山が動くよりも早くマウンドへ駆け寄ってアドバイスをして見事に立ち直らせたりと、敵ながら天晴れな精神的支柱っぷりを見せてました。
その姿は、往年の野村謙二郎の姿を髣髴させましたが、今じゃうちにはそんな選手はいなくなっちまいましたね(´Д`)。かつては1年目に大エースの黒田へピッチングが単調になっているとアドバイスに行った梵も、調子を落してからこっちは全然動かなくなってしまったし。
■おまけ1:今日のスライリー&マスコット。
←個人的には名物認定の、前田ユニ(今年2000本記念)を着たNHKカメラマン氏^^。
・ペローンはやっぱり決め球に欠ける。
結局8失点KOしてしまった先発の長谷川ですが、その後の中継ぎは非常にいい仕事をしてくれていたので、どうやらまだ中継ぎ陣は健在みたいっすね。
…ただ、梅津や横山はともかく、3番手として出てきたペローン青木はちょっと決め球の無さは気になりましたが。
相変らずコーナーギリギリに決まるスローカーブのキレが良く、直球とのコンビネーションで2ストライクまでは簡単に追い込むものの、そこから討ち取れる球が無さそうなんデスよね。しかも本多相手にフェンスギリギリのフライを打たれる辺り、球も軽いみたいだし。
結果的には2回無安打無失点と文句の付けようが無い内容なものの、ただこれは青木高が好投したというよりは、相手が打ち損じてくれたという方が正しいです。
…って事で、出来ればペローンにはすぐにでも先発ローテに復帰して欲しいというのがチーム事情なんでしょうが、決め球になり得る変化球を磨かないと、今のままではちょっと苦しいかもしんないっすね。
・信頼に応えられなかった廣瀬と梵は厳しいやね。
今日はスタメン起用でツーベースを放つなど結果を残していてる森笠なものの、投手が左の三瀬になった所で廣瀬と交代。
…しかし、今日の廣瀬は3打数無安打といい所無し。9回裏の最後の打者となっても代打を送られずに使われていてダメだっただけに、ちょっと廣瀬は厳しいかもしんないっすね(´Д`)。
あと、守備では頑張った梵も打撃は光明が見えて無い感じが。9回表の先頭バッターで打席に立った時、ランナーを溜めないとならないのに、あっさりとフライを打ち上げてしまった時は、「そーじゃねーだろうがよっ!」と思わず叫んでしまいました。
”ケースバッティング”と言うとアレルギーが出るかもしんないデスが、ただやっぱりその打席ごとに自分の役割は理解して欲しいっすね。
ちょっと今のままでは、背番号7の継承は一生掛かっても無理っぽいというか。
・一方で、著しい成長を遂げた東出。
ただ迷走を続ける梵とは対照的に、東出の方は見違える様な成長を見せてくれてました。
今日の東出は5打数3安打の猛打賞。凡打でもヒット性のライナーもあったりと、一時でも首位打者になったのはまぐれには見えませんでした。
今は東出本人が自信を持って打席に立っているのか、きちんとバットが振れてるんでしょうかね。
特に感心したのは、9回裏に粘って粘ってタイムリーヒットを打った事で、2死1塁から打ち焦らずに、じっくりと待ってタイムリーを打てるなら本物っす。結局反撃もここまでだったものの、東出の成長を目に焼き付ける事が出来たのはせめてもの救いというか(´ー`)。
梵は何だか微妙になってきたものの、東出の覚醒はブラウン監督の功績ですな。
・実は、点差以上に紙一重の試合。
結果で言えば8−4と、セーフティリード内で負けた完敗だったものの、実際は点差ほど一方的なゲームではなく、実は紙一重の試合でした。
明暗を分けたのは両先発の交代タイミングで、特に4回裏、新垣が同点に追いつかれた所で諦めた王監督の采配が勝ちを呼んだ形で、もし4回裏にまだ新垣を引っ張って1点でも勝ち越しを許していたら、おそらく今日の結果はオセロみたくそっくりひっくり返ってたんじゃないかなと。
何せ、長谷川以降の中継ぎ陣は僅か1安打無失点と、ほぼ完璧に後続を断っていた訳であって。
…って事で、まぁ結果論で無責任に言えば、5回表に長谷川が先頭打者を出した所で替えれば良かったんでしょうが、しかしここはマーティーの采配を責めるよりも、やっぱり背信した長谷川が全て悪いっすね(´Д`)。3回表から立ち直りを見せ、その裏に同点に追いついてもらった後で5失点でゲームをぶっ壊してしまったのは失望を感じ得ないというか。特に、松中ならともかく松田から3ランを含む合計4失点した事で、すっかりと白けてしまいましたし。
■おまけ:今日のラッキー7。
←広島民球場という事で、ホークスファンもラッキー7は風船飛ばし。
・地元に帰った3連戦で、先発投手陣は崩壊。
まったく、なんという背信だか(;´Д`)。Jリーグなら土下座ものっすね。
いずれにしても、この僅か3試合で何と31失点。これで先発投手陣はルイス以外は全滅した事になります。大竹は脆くてダメ、長谷川も話にならない、左は篠田と建さんが撃沈。辛うじて大島に一抹の光って所デスか。大竹は言わずもがな、長谷川と建さんはもう一度はチャンスがあるでしょうが、内容的にはどちらも正直望み薄です。
…さて、ルイスが過労になる前に救世主は現れますかね。監督もさぞかし頭が痛いでしょーが。
つか、今からでもダグラスやフェルナンデスを呼び戻せませんかねぇ。
↑りざると。点差以上に紙一重だったんですけどねぇ…。
・売られたケンカは買うぞ、ゴルァ(`Д´)。
個人的にはホークスに対しての感情は別にどちらでもなかったんデスが、ホークス応援団の所為でアンチになっちしまいそうっす(´Д`)。
今日の5回表、レフトスタンドに軍曹でもいたのか、川アの打席の時に海兵隊式の下品な応援が始まり、その中で「広島ファンを黙らせろ〜」などと、ライトスタンドのカープファンを挑発する台詞を合唱し、当然こちらからは大ブーイング。
敵地でホームチームのファンを挑発するとはいい度胸だと言うか、ホークス応援団があんなに品の無い集団とは思いもしませんでしたがね(´Д`)。相手チーム並びに投手をKOしろって応援スタイルはどこの応援団にもあるでしょーが、選手でなくて相手チームのファンを挑発するっては不快極まりないです。
今日は応援団がライトに集結していたけど、普段だったら乱闘になってたんじゃないかなーと。
…つーか、ケンカ売ってるつもりなら買いますぜ。阪神戦以上に殺気立った雰囲気にしたいならさ。
・前監督と違い、負けても支持されるマーティー。
ともあれ、せっかく交流戦の前半を貯金2でターンし、ピンクリボンキャンペーンやとうかさん効果で大勢集まった地元ファンの前で、何とも無様な試合を見せてくれるんもんだと呆れた今日の試合でしたが、案外その地元ファンは監督に怒りの目は向けていないみたいで。
今日の試合後、球場前でダベっているうちに、正面からまず倉が出てきた後で(ゴメン、まさか倉が出てくると思ってなかったので写真撮れませんでした^^;)、続いてマーティーが珍しく手を振った後でタクシーに乗り込んむと、それを見ていたファンから、球場を後にするタクシーへ向かって「マーティー、応援しとるぞーーっ!」という叫びが。
こんなにも無様な負け試合の後にも関わらず、勝ち試合の後でも取り囲んで不満をぶつけていた前監督時代とあまりに対照的でちょっとびっくらです。ネットや中国新聞では監督への批判の声は随分大きくなっているのに。
…まぁこれも、今まで熱心に地元へのファンサービスに努めてきた差、って奴でしょうかね。
←まぁ、次の試合こそはよろしく。
次は6/18。内野S席での途中観戦です。
球場に着いた時は既に勝負が決まってたって事にならなきゃいいですがね(´Д`)。
■おまけ3:今日の赤松。
↑天谷と併用でこちらも頑張ってます。
■おまけ4:今日目についた色々。
↑試合後は子供向けのイベントが。
↑傾いてる…。
←帰りに乗り合わせたカープ電車の内装。
■おまけ5:裏切り者の末路?
↑ちょっとした踏み絵状態^^;。
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